快気分析

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仕組みとアプローチ -  ロシアとウクライナの問題と日本の恩恵

2022-08-13 22:46:19 | 国富の獲得か流出か
 ウクライナ問題でロシアは日本では悪の根源みたいな配信が多いようです。
 当ブログは政治を目的とはしていないのであまり立ち行った事は書かないつもりですが、しかしウクライナ問題は実は日本がここ数十年もがき苦しんで来た経済的呪縛から日本を解き放ってくれる可能性が有るのです。
 それが何か?と言うとそれは「国内自給をしようとして保護政策をするとそれは保護貿易主義だと言われて実行出来なかった」と言う事実です。
 今回のロシアとウクライナの紛争問題では穀物だけでなく天然ガスなどのエネルギーや木材などが西側諸国で品薄となりました。
 日本にとっても「食料安保」、「エネルギー安保」、「建材安保」と言う新たな評価価値基準が出来たわけです。
 なので以前なら「それは保護貿易主義だ」とか言われていた事が「そうでなくなる大義名分ができた」わけで、これって日本の農林水産業にとっては劇的な出来事なんですね。
 つまり日本がこれまでエネルギー自給率や食料自給率、或いは木材自給率が低かったのは「市場原理経済と言う足枷で保護貿易ができなかったから」なんですが、今回のロシアとウクライナの紛争で「保護貿易などと言われない大義名分が出来た」わけです。
 しかも今回は悪役をロシアが引き受けてくれた。
 普通だったら保護貿易政策をする国が悪役になる所を、ロシアが悪役を一手に引き受けて日本の保護貿易主義を正当化してくれたわけです。
 後は日本の政府や自治体や企業などがエネルギー自給率や食料自給率、或いは木材自給率を上げるべく、従来なら不可能だった保護貿易主義にもなるような自給率向上政策や対策をどれだけ強行するか、でしょう。
 通常では考えられないような自給率向上政策でもこれからは誰も文句は言えない可能性が有ります。
 ロシアをあまり持ち上げると今の日本のネット社会ではどうも批判を受けやすいみたいなので、「ロシアによる恩恵」とまでは言いませんが、まあ偶然でもこのチャンスは大いに生かすべきでしょう。
 


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