快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害 仕組みとアプローチ -  紀南海山列のほぼ延長上に該当する地震

2016-12-26 20:08:33 | 地震 津波
 先日はチリでM7.6の地震が有りました。
 11月13日のニュージーランドの大地震以降にM7以上の地震は多く、どうも世界的に地震は活発なようです。
 日本に於いては、11月25日の与那国島近海 M5.7 最大震度2の後、特にM5以上は発生していませんが、M4以上は多く油断はできない、と言う状況です。
 今日の地震で記事にしようと思ったものは次の2件です。

2016年12月26日 9時49分ごろ 高知県中部 M3.7 最大震度3
2016年12月26日 7時34分ごろ 鳥取県中部 M1.9 最大震度1

 高知県中部の方は徳島県南部地震同様にそう多くは有りませんが、過去には有る程度の頻度で発生しています。
 鳥取県中部の方は最近は頻繁にある上、今日のはM1.9 とごく小さなものです。
 この地震を今回記事にするのは、前回記事にした紀南海山列の延長上かそれに近いからです。
 実際に高知県中部の方に関しては中央構造線に近いエリアでもあるので、紀南海山列関連なのか、中央構造線関連なのか、或いは別関連なのかも明確にはわかりません。
 そして前回の記事では、「 ユーラシアプレートの地殻が北北東、北東、東北東、東などに動いてこのあたりで既に深い場所に潜り込んでいる海山を乗越える時に、」 と書きましたが、徳島県や高知県はかなり南なので、鳥取県等とは異なる方向に地殻が動いているのかも知れませんので、ここで補足させて頂きました。

2016.12.26 23:43 一部訂正

 「日本に於いては、11月25日の与那国島近海 M5.7 最大震度2の後、特にM5以上は発生していませんが」
 の部分は、
 「日本に於いては、福島県沖地震を除き、11月25日の与那国島近海 M5.7 最大震度2の後、特にM5以上は発生していませんが」
 次の通りとなります。
 頭の中では福島県沖地震関連を除いて考えているのを文章に盛り込みきれませんでした。
 悪しからず。

自然災害 仕組みとアプローチ -  鳥取県中部や熊本の地震と阿蘇山噴火 そして震源域がジャンプする理由

2016-12-25 01:09:01 | 地震 津波
 10/25の記事、サブタイトル「鳥取県中部の地震と阿蘇山噴火」で、コブや凹凸などの固着(アスペリティ)に関連する事を書いたのですが、この固着(アスペリティ)が何故飛び飛びに発生するかについて考えられる例は、11/20の記事、サブタイトル「九州、中国地方付近 震源域の円弧状拡大説と震源域がジャンプする理由」で書いた通りです。
 震源域がジャンプする理由については、実際にどうなのかはわかりませんが、もう一つ、次の事を考えています。
 それは「フィリピン海プレートの海山だったものがユーラシアプレートの下に潜り込んでいる為に約横方向に動いているユーラシアプレートがこの海山の上付近、或いはその近くの上付近で固着や横ずれの歪を生じやすいから」というものです。
 海山の図は検索サイトの地図でもわかるものは有りますが、ここでは次の二つのものを引用しました。

引用開始(一部抜粋)

http://www.gebco.net/data_and_products/gridded_bathymetry_data/
GEBCO
General Bathymetric Chart of the Oceans

https://www.spf.org/opri-j/projects/information/newsletter/backnumber/2008/187_1.html
起伏に富んだ日本周辺の海底地形とGEBCOに登録されている日本南方海域の主な海山列・海山群、および「春の七草海山群」

引用終了

 実際に図で見てみると西海道海山列の延長上に熊本地震の震源域や福岡県北西沖地震の震源域が有り、その先には対馬が有って、更にその先にほぼ近い所に最近多い朝鮮半島南部地震の震源域が有ります。
 阿蘇山噴火は無論、日向灘の地震多発域もどうもこれに関係しているように思えます。
 ユーラシアプレートの地殻が北北東、北東、東北東、東などに動いてこのあたりで既に深い場所に潜り込んでいる海山を乗越える時に、引っ掛かる場所とそうでない場所が発生し、その差で横ずれストレスを生じやすかったり、抵抗や摩擦が大きくなったり、隆起したりしたとも考えられるのです。
 実際に海山だったものがユーラシアプレートの下に潜り込んでいるのかどうかと言うのは筆者にはわかりませんが、どうもそのようにしか見えないのです。
 また鳥取県中部地震をはじめとする鳥取県の地震、徳島県の地震については紀南海山列の延長で考えると丁度その上かこの近くに該当します。
 この延長上には隠岐の島が有り、やや西に曲がりますがその先には竹島が有ります。
 これもやはり深く潜っている海山をユーラシアプレートの地殻が乗越える時に隆起したり、地震になったりしているのではないか、と筆者は考えています。
 更に両方の海山列の延長上の近くは海溝のユーラシアプレート側がやや約北西に凹んでいるのがわかります。
 これは海山がユーラシアプレートの下に潜り込む時に、引っ掛かりが大きくてユーラシアプレート側の地殻をやや引きずるような状況になっているからではないか、とも考えています。

自然災害 仕組みとアプローチ -  今年4月7日の新月がスーパームーンと見られなかったのは何故か?

2016-12-23 20:59:16 | 地震 津波
 12月15日やその他の記事でも書きましたが、今年は4月7日が年間最大の新月、そしてその前後である3月9日、5月7日もそれに準じた大きな新月でした。
 前にも引用しましたが、次のページでよくわかります。

引用開始(一部抜粋)

http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/11-topics02.html

引用終了

 これを見るとわかるのですが、4月7日の新月は11月14日のウルトラスーパームーンに匹敵する大きさだったように見えます。
 なのに何故この時の新月をメディアなどではスーパームーンとして話題にしなかったのでしょうか?
 「それは満月でなく新月だったから」と言う考えなのでしょうか?
 しかし次のサイトでは新月のスーパームーンも予定に入れています。

引用開始(一部抜粋)

http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0530.htm

1990~2050年のスーパームーンの日付

A),(B)は近地点通過と満月または新月の瞬間の差の区別で、(A)は±1時間以内、(B)はそれ以外です。また、○は満月を●は新月を示しています。日付は日本時によるものです

引用終了

 以前にも書きましたが、大きな新月と言うのは太陽と月が地球から見てどちらかと言うと同じに近い方向なので月の引力の影響が太陽の引力とベクトル合成で合わさる分、大きくなります。
 なのに4月7日、そして4月7日程ではないものの5月7日もかなり大きかったのですがこの時のをスーパームーンとはしていません。
 「最大の新月か満月の一方だけをスーパームーンとする」と言う暗黙の常識でもあるのでしょうか?
 地震発生に影響する引力トリガーの面から考えるとそれは的外れな考え方になるような気がします。
 それとも別に何かの理論でもあるのでしょうか?
 謎は深まるばかりです。4月14日と16日には熊本地震が有ったのに。
 そして上記引用例によれば2017年は6月9日がおそらく年間最小満月、その前後の新月は5月26日と6月24日で、これが「怪しいビッグな新月」、そしてどちらかが年間最大新月となるはずです。
 と言うわけで 「来年は地震と火山を総合すると5月、6月、7月のどこかで有る程度活発な期間になる可能性は高い」、と筆者は考えています。
 ただ無論、地殻やプレートに於けるストレスの貯まり具合や固着の限界との関係、或いは宇宙からの影響などのトリガーにもよりますので、実際にどうなるかと言うのは「神のみぞ知るの領域」である事は以前から書いている通りです。
 

自然災害 仕組みとアプローチ -  熊本地方と鳥取県中部の地震の状況

2016-12-22 13:06:02 | 地震 津波
 現時点ではこのところ熊本地方と鳥取県中部の地震がやや静穏化傾向に見えます。
 M4以上の地震は、

 2016年11月11日 10時12分ごろ 2016年11月11日 10時16分    熊本県熊本地方 M4.2 最大震度4
 2016年11月8日 17時17分ごろ 2016年11月8日 17時20分    鳥取県中部 M4.0 最大震度3

と言う様にこれを最後に発生していません。
 11月13日にニュージーランドでの大地震で地球規模での地殻やプレートバランスが変化したのかどうか、そしてそれによって熊本地方も鳥取県中部もそろそろ静穏化してくれると良いのですが、実際にどうなのか、そして今後どうなるのかはわかりません。
 
  

自然災害 仕組みとアプローチ -  福島県沖でM5.5の地震発生

2016-12-20 19:06:19 | 地震 津波
 12月17日の記事、サブタイトル「最近の静穏はいつまで続くのか」の件ですが、今日は福島県沖でM5.5の地震が有り、国内でのM5以上の空白期は終了しました。

 2016年12月20日 1時41分ごろ 福島県沖 M5.5 最大震度3

 17日の記事から3日目です。
 早いといえば早いので地殻やプレートの動きは鈍ってはいないようです。
 17日に発生したパプアニューギニアのM7.9の地震と共通して言えるのは、両者共に「最近はよく発生するエリアである事」です。
 特に震源域に大きな変化は無いものの、依然としてプレートや地殻の動きについては活発な状況は続いている、と言う所でしょうか。
 世界標準時の12月18日以降、世界では、

引用開始(一部抜粋)
 
http://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2016-12-20 04:21:27.8
5hr 36min ago
10.19 S 161.29 E 10 6.4 SOLOMON ISLANDS
2016-12-18 13:30:12.2 10.06 S 71.00 W 624 6.1 CENTRAL PERU
2016-12-18 09:47:05.4 8.36 N 137.75 E 20 6.2 STATE OF YAP, MICRONESIA
2016-12-18 05:46:24.7 10.22 S 161.21 E 40 6.0 SOLOMON ISLANDS
 
引用終了

と言う状況で、ミクロネシアのM6.2を果たして時計周りの法則によるものかどうか、ですが時計回りの法則通りかどうかはまだ様子見と言う所です。