快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害 仕組みとアプローチ -  その時だけの月と地球の距離で地震トリガーを考えていては不十分です

2016-12-14 23:34:10 | 地震 津波
 後1時間もしない内に12月14日は終わろうとしています。
 今日は現在までの所、地震は静穏でした。
 世界的にも静穏傾向です。

引用開始(一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2016-12-10 16:24:37.3 5.73 S 154.41 E 166 6.1 BOUGAINVILLE REGION, P.N.G.
2016-12-09 19:10:05.1 10.72 S 161.12 E 10 6.9 SOLOMON ISLANDS

引用終了

 考えてみれば、月と地球の距離は前回の満月、つまり11月14日のウルトラスーパームーンに比べれば遠くなっているわけで、距離自体はかなり通常より近くても、その時間微分値は既にマイナスであるわけで、これが今年4月7日の年間最大新月の直後の新月が来た今年5月同様の静穏気味になっているのかも知れません。
 やはり11月で月の引力変化の揺さぶりと言う「ストレステスト」が終了していたからでしょうか? 
 月との距離だけが通常よく言われていますが、以前の記事で引用したように、新月と満月の時の地球との距離の差が大きくなるのが、年間最大新月(今年で言えば4月)、年間最大満月(今年で言えば11月)の前後なのです。
 各々の直近の満月(4月22日)の時との距離の差、新月(11月29日)の時との距離の差が地球が月から受ける引力の「揺さぶり」が最大になるわけで、確かに該当する4月14日と16日に熊本地震が、そして11月22日に福島県沖地震が発生しています。
 スーパームーンや年間最大満月とか年間最大新月について、その時だけの月との距離だけで考えていては原理が把握できなず、「月の引力だけでなく、月の引力変化と言う揺さぶり」が地震発生トリガーに大きく影響する、と筆者は考えています。
 ただあくまでトリガーの一要素に過ぎませんがら、ストレスが発散される限界値近くまで来ていない場合は、発震に至らない事もあるわけです。
 熊本地震と福島県沖地震はたまたま地殻のストレスが多く、耐え切れずに弾ける寸前だったのでしょう。