「この絵をブログに取り上げてみてよ。」と言われ、3枚の絵を渡されました。
その中の1枚になります。
この絵を見た時、ぼかして線が消されたようになっている部分が気になって、
この部分を何度も見てしまいました。
クレヨンの白とグレーが、紙にのっているように思いますが、
表面を触ると硬くなっていて、平らなのです。
目をこらして見ていると、黒い線が滲んで見えたりと。
こんな技法があるのか?と思って見ています。
何故、消されたのかという理由は、まったくわかりません。
四角く切り取られた空間から、花がくっきりと見え、
春を待ちわびている気持ちによく合います。
それで、この絵を選びました。
この人型のことを、わたしは「埴輪くん」と呼び、
消された埴輪の間の赤い部分は、炎に違いないと想像する。
『キャンプファイヤーをする埴輪たち』そう思いだしたら、
それにしか見えなくなりました。(笑)
武内に、「これ、埴輪みたい。」と言うと、
「3人いるだろ、ホップ、ステップ、ジャンプ。」という答え。
この埴輪の居所なんかも聞きたいが、言わずじまい。
ボールペンに、色鉛筆、クレヨンで彩色の作品。
よく思うことの1つなのですが、
「武内の頭の中は、どうなっているのだろう。」という事が浮かびます。
企画展の案内。
実は、2023年2月18日より、神戸にある「ギャラリー島田」にて、
「坂の上の作家たち展」にて、武内ヒロクニの作品が展示されております。
↑こちらが、その案内状。
会場:ギャラリー島田 B1F un & 1F trois
会期:2023年2月18日(土)-3月1日(水)
11:00-18:00 *最終日は16:00まで
この企画は、山本忠勝氏の美術評論より、企画されています。
武内はギャラリー島田で個展をすることになる前から、忠勝氏とご縁があり、
わたしは個展の度に足を運んでくださっていた姿を思いだします。
初めて出会ったのは、電車の中だそう。
そう聞いています。
今は亡き、美術研究家の山本芳樹氏と武内が電車にのっていたとき、
山本氏が「君に会わせたい人がいるのだか。山本忠勝氏といってね・・・。」と話していたら、
すぐ近く、向かいの席に山本忠勝氏がいたという。
その偶然に、武内と美術研究家の山本氏がどれだけ驚いたか・・・。
この話は美術研究家の山本氏から、わたしも直接聞きましたので、武内の作り話ではないのです。
不思議なことってあるのですね。
3人で意気投合した様子を話してくれました。
その山本忠勝氏の評論集にとりあげられた作家たちの企画展になります。
展示作家は、以下
石井一男 上前智祐 上村亮太 梅田恭子 岡井美穂 鴨下葉子 北村美和子 金月炤子 桑畑佳主巳
コウノ真理 笹田敬子 高野卯港 武内ヒロクニ 坪谷令子 徳永卓磨 栃原敏子 中井博子 中辻悦子
松村光秀 三沢かずこ 山内雅夫 (五十音順)
興味のある方は、是非。
庭は、春の準備中といったところ。
↑チューリップの芽が出てきています。
陽射しを浴びています。
しかし、気温は低い。
↑近頃、よく摘む野生のビオラ。
株が増えて、少々摘んでもなくなってしまいません。
花のない時期に、食卓に飾るようになりました。
↑育苗中のビオラ。
今日は、新しいつぼみを見つけました。
また、紫色。
花色がわかるようになってから、鉢に植え替えます。
春が来て、暖かくなるのが待ちどうしい。
ヒロクニさんから聞く話の中に、人との出会いというものがあります。
この度の山本忠勝氏との出会いも、そんなことってあるのか?と、本当のような、嘘のような話。
3人が同じ電車の車両に偶然居合わせるなんて。
偶然は必然という言葉がありますが、
こういう話を聞くと、「必然が強引に偶然を引き起こした。」という感じがしてきます。
お互いが、強い念でも出していたのじゃないかと。
「こういう人に会いたい!」と。
引き合う関係というか。
山本忠勝氏の心意気の特徴ある文章は、作家にとっても勇気を与える書きっぷりで、
作家のからは、書いてもらいたい評論家だったと思います。
ナイーブな表情から、繊細な感性を持たれていたとよく思います。
嬉しい、出会い。
こんなことって、あると思います。
そんな事を思いながら。
今日も最後まで、お読み下さった方ありがとうございます。
ぼかした箇所、気になるよね。
確かに、見間違いか?という錯覚を起こします。
実物があるから、何度もその箇所を凝視して、気持ちを修めようとしていたのかな?と今から思う次第。下の線が滲んで見えるのも不思議で。クレヨンでは、ぼやけるけれど、滲まないはず、ううむ・・と思いながら頭を悩ませていました。謎です。
私が火と思った所が、バンザイしている人に見えた?おばQのような感じに見えたのでしょうか?そう思うと、歌を歌っているように思えたりします。
ヒロクニさんの絵で、ロールシャッハテストの亜種をしているような感じがしてきます。ロールシャッハテストは、折りたたんだインクのしみが、何にみえるか?というものですが、絵で出来るとは・・、と思うと、ちょっと笑ってしまいました。
ギャラリー島田での訪問ありがとうございます。展示では、やはり作品がそのまま、その上白い壁に飾ってあるので違うと思います。自宅で見ているのとも違うのです。自宅で身近に見るのは、「これ、洗って。」といわれ洗濯物を差し出されるのと変わらない感じが混じっているので、当人と絵が密着しすぎているのです。ギャラリーで見ると、やはり新鮮というか、ちゃんと独立した作品として見れるのです。今回は、ヒロクニさんは会場へ行かず、お任せに。家で制作三昧がいいみたい。
人との出会い、「偶然か必然か?」今回の場合は、亡き山本芳樹氏の念が強かったのだと思いました。電車で会わせたいと熱弁していた最中での事だったようなので。ともりんは、「ナチュラルな感じで必然に」とあり、自然に起こったと捉えているのが新鮮でした。私はつい力んで「運命よね~。」と大げさに成りやすいのかも。大げさなな性向が元々あるのか・・、と自分を振り返ってみました。やたら驚くし、興奮しやすいところも見受けられると。
庭と別れるのは淋しい。
初めての庭付きの家でした。
たくさん植えた花々。
けれど、新しいところへ行ったら、新しい楽しみを見つけるつもり。
野生のビオラも時間の経過で、だんだん株を増えて、こんもりなった今の姿が好き。
自然というものは、ほんとうにすてき。
同じように思います。
感傷的にもなるけれど、こういう感傷はいいものだと思う。まっとうな気持ち。
私も珍しく、センチメンタルな気持ちに。
その横で、ヒロクニさんまるで淋しくなっていません。
まだ、新居は決まっていませんが、新しい気持ちで望みたいと思っています。
ビオラの種は、採取して持っていくつもりです。
今日は暖かくなりました。
ともりんも、庭仕事頑張っているのかな?
コメント、いつもありがとう!
意図的にぼかす、その意図をうまく想像することができません。思考が固くなってしまっているなあと自省するのでした。でもやっぱり、このぼかしが気になって気になって仕方がありません。
ホップステップジャンプ、なるほど。跳躍してます。ぼかしの間のヒトデがばんざいしているような形もヒトに見えてしまって、このヒトも何か弾けているようで、4段ジャンプのように感じます。
向かって右上のジャンプのヒト、ジャンプした後に疾走している感じです。ホップステップのヒトが結構ゆるい感じなのに、ジャンプのヒトは何かにとりつかれたように走っています。
キャンプファイヤー、と思ったらピンクが炎に見えてきました。ヒロクニ先生の作品は「こうかな?」と気が付くとそれにしか見えなくなるような引力があるように感じます。
ギャラリーの展示、お忙しくなりそうですが色々動きや変化がありそうで楽しみですね。どんな作品が展示されるのかな?と興味があります。ギャラリーに行くことは難しいので、ギャラリー島田さんのサイトを先ほど訪問しました。
ギャラリーで展示されている作品というのは、やっぱり別物で感じられるのだなと思いました。いいなあ、と思いました。
さほりんのお庭から春の風が吹いてきました。チューリップが楽しみだな、と素直にきれいに思いました。チューリップの丸まった葉が伸びてくる姿が生命力たっぷりで新鮮に感じました。良い光景です。どんなチューリップが咲くのでしょうか。とても楽しみです。
人との出会い、「偶然ではなく必然!」と強くおっしゃる人もいらっしゃいますが、もっとナチャラルな感じかなと思っています。時や事象の流れの中で、必然が偶然になるという感じでしょうか。人同士の念が偶然を引き起こすとも思います。
「運命よね~!」という感じではなく、ナチュラルに必然になったという感じです。そういう出会いは、存在すると思います。
野生のビオラが本当にきれいです。一番好きな花かもしれません。お引越しされるとこのお庭ともお別れなのだなと思い、勝手ながら少し寂しくなりました。自然というものは、なんとすてきなのでしょうか。ちょっとセンチメンタルになりました。