田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『血と砂』

2019-04-03 22:58:26 | 1950年代小型パンフレット

『血と砂』(41)(1986.8.25.)



 ルドルフ・バレンチノ主演の『血と砂』(22)の再映画化。栄光の頂点に立ったマタドール(タイロン・パワー)が、魔性の貴婦人(リタ・ヘイワース)と出会い身を滅ぼしていくさまを描く。パワーが苦悩に満ちた男を熱演しながら、華麗なる闘牛士ぶりも見せた。リンダ・ダーネル、、アンソニー・クインなどが共演。監督はルーベン・マムーリアン。

タイロン・パワー


リタ・ヘイワース


アンソニー・クイン

パンフレット(52・新世界出版社(NIKKATSU WEEKLY))の主な内容
解説/梗概/闘牛コボレ話/原作者ヴィンセンテ・ブラスコ・イバニエス/主演スター紹介/鑑賞メモ マモウリアンと「血と砂」(佐藤重臣)

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『ベニイ・グッドマン物語』

2019-04-03 15:23:07 | 1950年代小型パンフレット

『ベニイ・グッドマン物語』(55)(1986.6.28.)



 『グレン・ミラー物語』(54)のヒットにあやかり、同作の脚本家バレンタイン・デイビスが脚本・監督を担当したジャズミュージシャンの一代記。主演はグットマンのそっくりさんでテレビ司会者のスティーブ・アレン。恋人役にドナ・リード。ジーン・クルーパー、ライオネル・ハンプトン、ベン・ポラック、ハリー・ジェームズなど多数のミュージシャンがゲスト出演し、38年のカーネギーホールでのコンサートが物語のクライマックスとなる。

 とはいえ、同じくミュージシャンを主人公にした『グレン・ミラー物語』の戦争や『5つの銅貨』(59)の子供の病気といった、劇的な盛り上がりに欠けるので、だいぶ損をしている。クラリネットはグッドマン本人が演奏。屋上で奏でる「ムーン・グロウ」、恋人に聴かせる「メモリーズ・オブ・ユー」、カーネギーホールでの「シング・シング・シング」など聴きどころは多い。

ドナ・リード

パンフレット(56・東宝事業課(日比谷映画劇場 No56-1))の主な内容は
かいせつ/映画を見ながら想うこと(尾崎宏次)/音楽的二重生活を送るベニイ・グッドマン/曲目と場面(野口久光)/ものがたり/「ベニイ・グッドマン物語」の音楽と出演者たち(野口久光)/スタア・メモ(スティーヴ・アレン、ドナ・リード)

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『ミネソタの娘』

2019-04-03 10:37:32 | 1950年代小型パンフレット
『ミネソタの娘』(1986.6.22.水野晴郎の懐かしの洋画劇場)



 スウェーデン移民の農家の娘(原題=ロレッタ・ヤング)が看護学校に通うために都会に出る道中、男にだまされ無一文に。そこで政治家一家の家政婦となるが、やがて一家の長男(ジョセフ・コットン)と恋に落ち、政治にもかかわるようになる。

 監督ヘンリー・C・ポッターによる明るい政治劇。ヤングがアカデミー主演賞を受賞した。コットンは意外にたくさんの名作に出ている。

ロレッタ・ヤング




ジョセフ・コットン
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『喝采』

2019-04-03 06:11:58 | 1950年代小型パンフレット
『喝采』(54)(1986.6.15.水野晴郎の懐かしの洋画劇場)




 舞台劇の映画化。自らの不注意で子供を事故死させ、酒に溺れる俳優(ビング・クロスビー)とその妻(グレース・ケリー)、そして俳優をカムバックさせようとする演出家(ウィリアム・ホールデン)の人間模様を描く。監督ジョージ・シートン。ケリーがこの映画でアカデミー主演賞を受賞したが、それほどのものとは思えなかった。

ビング・クロスビー


グレース・ケリー




ウィリアム・ホールデン
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