こうした、昔のディズニーの大作アニメーション映画を見るたびに、その技術の高さに畏敬の念を抱かされる。何しろ作られたのは遠い昔なのだ。子供の頃にリバイバルで『バンビ』(42)を見た時も、20年以上も前に作られていたことを知って驚いたことを覚えている。
ところで、有名な「星に願いを」を主題歌に持つこの映画が、スピルバーグの『未知との遭遇』(77)に影響を与えたことは有名だが、今回新たに発見したのは、ラスト近くの大クジラが『ジョーズ』(75)につながったであろうということ。本当にスピルバーグはディズニーが好きなのだなと思う。で、ディズニー好きとして知られた手塚治虫の『鉄腕アトム』のアトムや、『ブラック・ジャック』のピノコも、基はこのピノキオなのだ。ディズニー恐るべし。