『旅愁』(50)(1977.2.18.想い出の名作洋画劇場)
(1986.8.2.水野晴郎の懐かしの洋画劇場)
ローマからフランスへ向かう旅客機の中で、米国人技師(ジョセフ・コットン)とピアニスト(ジョーン・フォンテイン)が親しくなる。彼らはナポリで名所見物に熱中し、飛行機に乗り遅れる。ところが、その飛行機が墜落事故を起こし、2人は死んだことに。彼らは新たな人生を共に生きようと決意するが…という大メロドラマ。
監督はウィリアム・ディターレ。ウォルター・ヒューストンが歌う「セプテンバー・ソング」やラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」などで盛り上げる。ただ、発端の設定は面白いが、その後の、身勝手とも思える彼らの行動に感情移入できない者も多いのでは…と思う。
ジョセフ・コットン
ジョーン・フォンテイン
パンフレット(52・国際出版社)の主な内容
解説/物語/ジョーン・フォンテーン、ジョーセフ・コットン/大規模なイタリーロケ/旅愁の音楽と主題歌/「セプテンバー・ソング」(野口久光)