田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【ほぼ週刊映画コラム】『シャザム!』

2019-04-20 19:30:33 | ほぼ週刊映画コラム
エンタメOVOに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

14歳の少年が体だけ大人になって…
『シャザム!』



詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1186619
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『SCREEN』「麗しのオードリー・ヘプバーン」

2019-04-20 16:10:14 | SCREEN スクリーン

 『SCREEN(スクリーン)』2019年6月号に生誕90年特別企画「麗しのオードリー・ヘプバーン」掲載。
表紙はロバート・ダウニー.Jr

 

https://screenonline.jp/_ct/17268256

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『紳士協定』

2019-04-20 11:20:36 | 映画いろいろ
『紳士協定』(47)(1992.12.)



 反ユダヤ人主義を告発する記事を書くため、自らユダヤ人であると装ったルポライター(グレゴリー・ペック)が直面する社会の実態を描く。エリア・カザン監督作。

 第二次大戦直後にカザンらが高らかに歌い上げたデモクラシー賛歌。ここではユダヤ人差別が描かれるが、人種差別に対する普遍性という意味では、今でも十分に訴え掛けてくるものがある。

 この時期、戦地から戻ったウィリアム・ワイラーが『我等の生涯の最良の年』(46)を、フランク・キャプラが『素晴らしき哉、人生!』(46)を、というように、戦後の空気がデモクラシーを盛り上げ、この後どうしたら幸せな社会が築いていけるのかという命題を、それぞれの監督がそれぞれの形で提示したのだが、こうした動きは“一瞬の幻”で終わる。何故ならアメリカはこの直後、冷戦や赤狩りという暗黒時代に突入するからだ。

 カザンは密告者となり、母親役を好演したアン・リベアは赤狩りの犠牲となって、事実上映画界から抹殺された。また、日本ではアメリカの暗部を描いたこの映画の公開は1980年代の後半まで待たねばならなかった。そうした事実を知った上で、今改めてこのデモクラシー映画を見ると、複雑な思いがするのは否めない。



エリア・カザン&セレステ・ホルム


グレゴリー・ペック


ドロシー・マクガイア




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『ブルックリン横丁』

2019-04-20 07:44:53 | 1950年代小型パンフレット
『ブルックリン横丁』(45)(1996.8.)



 ニューヨークの下町に住む貧しい一家の姿を描いたエリア・カザンの監督デビュー作。心温まりつつも生活の厳しさを感じさせる家庭劇だが、まだ舞台演出出身の演劇くささが残っていたためか、各エピソードのつながりが悪く、散文的なところがあり、窮屈な感じを抱かされたのは否めない。

 加えて、これは昔の映画を年代順には見ていない、自分のような“後追い世代”の宿命なのだが、映画を見たタイミングによって、俳優のイメージが定まらなくなるところがある。この映画の場合は、母親役のドロシー・マクガイアがそれで、『らせん階段』(46)のかれんでかわいらしいイメージよりも“おばさんぽかった”という事実を知ったりもするが、逆に父親役のジェームズ・ダンや、娘役のペギー・アン・ガーナーといった“今は幻の名優”の存在を教えられたりもする。

ドロシー・マクガイア


ジェームズ・ダン


ペギー・アン・ガーナー


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