『ソイレント・グリーン』(73)(1978.4.21.ゴールデン洋画劇場)
2022年、食糧不足に悩む人々は、プランクトンを原料とする固形食「ソイレント・グリーン」の配給で飢えをしのいでいた。そんな中、ソイレント社の取締役(ジョセフ・コットン)が殺害され、調査に当たった刑事(チャールトン・ヘストン)は、ソイレント・グリーンの秘密を知ってしまう。監督はリチャード・フライシャー。刑事の知り合いで安楽死する老人を演じたエドワード・G・ロビンソンの遺作となった。
実は惑星は…だったという『猿の惑星』(67)、細菌戦争下、唯一健康体で生き残った男を演じた『地球最後の男オメガマン』(71)、そして固形食の原料が実は…というこの映画と、この時期のヘストン主演のSF映画は皮肉と絶望に満ちた異色作ばかりだ。しかも製作当時よりも、今の方が切羽詰まった問題として迫ってくるものがある。このあたり、ヘストンの映画選びには先見の明があったということか。
2022年、食糧不足に悩む人々は、プランクトンを原料とする固形食「ソイレント・グリーン」の配給で飢えをしのいでいた。そんな中、ソイレント社の取締役(ジョセフ・コットン)が殺害され、調査に当たった刑事(チャールトン・ヘストン)は、ソイレント・グリーンの秘密を知ってしまう。監督はリチャード・フライシャー。刑事の知り合いで安楽死する老人を演じたエドワード・G・ロビンソンの遺作となった。
実は惑星は…だったという『猿の惑星』(67)、細菌戦争下、唯一健康体で生き残った男を演じた『地球最後の男オメガマン』(71)、そして固形食の原料が実は…というこの映画と、この時期のヘストン主演のSF映画は皮肉と絶望に満ちた異色作ばかりだ。しかも製作当時よりも、今の方が切羽詰まった問題として迫ってくるものがある。このあたり、ヘストンの映画選びには先見の明があったということか。