今日のNHK BSの映画はクロード・ルルーシュ監督、フランシス・レイ音楽の『男と女』(66)。
昨晩、偶然“映画の友”との飲み会の席で、先のカンヌ映画祭で『男と女』の現在を描いた『The Most Beautiful Years』が上映されたことを聞いた。会見にはアヌーク・エーメとジャン・ルイ・トランティニャンが姿を見せたという。
実は、ルルーシュ+レイが、1870年代のアリゾナを舞台に、『男と女』を、アメリカの西部男(ジェームズ・カーン)とフランス女(ジュヌビエーブ・ビジョルド)の恋に仕立て直した『続・男と女』(77)という珍品があるが、これは別物として考えるべきものだろう。
正統な続編は、前作から20年ぶりにエーメとトランティニャンの再共演でその後の彼らを描いた『男と女Ⅱ』(86)がある。今回は、その『Ⅱ』から30数年ぶり、オリジナルからは何と50数年ぶりの続々編となる。その話を聞いて、見たいような見たくないような、ちょっと複雑な思いがした。