昨日の「いだてん」は、女子陸上選手の人見絹枝についての回だった。
人見については、子供の頃にテレビで放送されたドキュメンタリーで初めて知ったのだが、その後、虫明亜呂無が彼女について書いた小説「紅茶とヒース」(『パスキンの女たち』所収)、エッセー「大理石の碑」(『ロマンチック街道』所収)、エッセー「牧羊神の笛が聞こえる」(『仮面の女と愛の輪廻』所収)で、さらに彼女のことを詳しく知って、その生涯に興味が湧いた。宮藤官九郎は、彼女のことをなかなかうまくドラマの中に盛り込み、演じた菅原小春も好演していたと思う。
『女の足指と電話機』(虫明亜呂無)
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