田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

「いだてん」人見絹枝と虫明亜呂無

2019-07-08 15:59:41 | ブックレビュー

 昨日の「いだてん」は、女子陸上選手の人見絹枝についての回だった。

 人見については、子供の頃にテレビで放送されたドキュメンタリーで初めて知ったのだが、その後、虫明亜呂無が彼女について書いた小説「紅茶とヒース」(『パスキンの女たち』所収)、エッセー「大理石の碑」(『ロマンチック街道』所収)、エッセー「牧羊神の笛が聞こえる」(『仮面の女と愛の輪廻』所収)で、さらに彼女のことを詳しく知って、その生涯に興味が湧いた。宮藤官九郎は、彼女のことをなかなかうまくドラマの中に盛り込み、演じた菅原小春も好演していたと思う。

『女の足指と電話機』(虫明亜呂無)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/58a81ab4b7b1af8d0f1de72a52b7b4e5

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『王様と私』

2019-07-08 08:13:41 | 1950年代小型パンフレット
『王様と私』(56)

  

 19世紀、シャム王国(現在のタイ)にイギリスから赴任した女性家庭教師アンナ(デボラ・カー)と、王(ユル・ブリンナー)の交流を描きながら、東洋と西洋の違いを浮き彫りに。「シャル・ウイ・ダンス」を始め、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインJr.による楽曲が素晴らしいミュージカル大作。周防正行監督の『Shall we ダンス?』(96)で、ダンス教師のたま子(草村礼子)がこの映画について語るいいシーンがあった。
 
名画投球術 No.14(現状最終回)いい女シリーズ4「正真正銘の“美女”が観たい」デボラ・カー
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/be594f2a790e1b4a23a8b68236557b94
 
 淀川長治先生はこの映画のことをこんなふうに語っていた。(『20世紀映画のすべて』)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする