「KyodoWeekly」8月22日号から「8月の映画」共同通信のニュースサイトに転載
https://www.kyodo.co.jp/national-culture/2019-09-12_2242243/
「KyodoWeekly」8月22日号から「8月の映画」共同通信のニュースサイトに転載
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妻の実家がある広島へ行くついでに尾道を再訪した。
今回は高速艇で生口島に渡り、レンタル自転車でしまなみ海道を行き、多々羅大橋を渡って愛媛県に突入。帰路、平山郁夫美術館を訪れた。
生口島は大林宣彦監督の『転校生』(82)のロケ地としても知られる。乗船中は、新藤兼人監督の『裸の島』(60)の舞台となった宿禰島も見えた。また、山田洋次監督の『東京家族』(13)は、近くの大崎上島でロケされている。
翌日は、林芙美子記念館とおのみち映画資料館を再訪した。
『めし』(51)『稲妻』(52)『晩菊』(54)『浮雲』(55)『放浪記』(62)など、林の原作を最も多く映画化したのはかの成瀬巳喜男。林は「貧乏を売り物にしている」と揶揄されたらしいが、貧乏を描くことが好きな成瀬にとっては格好の題材だったのだろう。
映画資料館は、尾道でロケをした小津安二郎の『東京物語』(53)と、広島出身の新藤兼人に関する展示が主。いろいろと確執があるようだが、最も尾道と縁が深い大林宣彦の映画に関する展示が全くないのは寂しい限りだ。
尾道『さびしんぼう』『時をかける少女』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0256bd4c40ab2868e945d9a09a0bdc37
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