クラシックな西部劇のような脚本
世界恐慌下の1930年代半ば、テキサス州の田舎町に暮らす17歳の少年ユージン(フィン・コール)は、銀行強盗をして指名手配中のアリソン(マーゴット・ロビー)と出くわし、彼女をかくまう中、興味を覚え、共にメキシコを目指して逃亡することになるが…。
『俺たちに明日はない』(67)にインスパイアされて書いたニコラス・ズワルドの脚本を目にしたロビーが、自身のプロダクションで製作し、マイルズ・ジョリス・ペイラフィットを監督に指名。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』に続いて、またもや汚れ役に挑んでいる。
ペイラフィット監督が「クラシックな西部劇のような脚本」と語るように、アリソンがビリー・ザ・キッドを称えるシーンもあるが、監督自身は『怒りの葡萄』(40)や『ペーパームーン』(73)の雰囲気を参考にしたのだという。
そして、この映画を一言で言えば、「逃れることと夢見ることの物語」なのだそうだ。砂嵐=ダストボウルのシーンが印象に残るが、人物描写に深みがなく、残念ながら平均的な出来にとどまっている。
さて、ドリームランドと言えば、子どもの頃、何度か訪れたことのある横浜ドリームランドのことを思い出した。
【インタビュー】『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』マーゴット・ロビー
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f68d6feefe67190181d776737a86431c