突貫小僧こと元関脇・富士桜との突っ張り合いが有名な、突き押し相撲の元関脇・麒麟児が亡くなった(初代は元大関の大麒麟)。激しい相撲と童顔がアンバランスな印象を与える面白い力士だった。
https://www.youtube.com/watch?v=_cotZynOQOY
彼は、昭和28年生まれで「花のニッパチ組」と呼ばれた力士の一人。彼のほかには、北の湖(第55代横綱)、2代目・若乃花(第56代横綱)、金城=栃光(関脇)、大錦(小結)がいた。
北の湖は一代年寄となって、日本相撲協会の理事長を2度務め、若乃花は間垣、麒麟児は北陣、大錦は山科と、それぞれ親方になったが、今はもう誰も相撲協会には残っていない。
その10年後の昭和38年に生まれて「花のサンパチ組」と呼ばれた力士たちもいた。自分は両組の間に生まれたことになる。
こちらのメンバーは、北尾=双羽黒(第60代横綱)、保志=北勝海(第61代横綱・現八角理事長)、小錦(大関)、寺尾(関脇、現錣山)、琴ヶ梅(関脇)、孝乃富士(小結、元プロレスラーの安田忠夫)。こちらも協会に残っているのは2人だけだ。ここでは突き押しの寺尾が麒麟児的な役割だったか。
まさか北勝海が理事長になるとは予想できなかった。そして、北尾の鯖折りがなければ、小錦は横綱になっていただろうか、などと今も思う。
そう言えば、先日、キックボクシング・真空飛び膝蹴りの沢村忠も亡くなったんだなあ。アニメ「キックの鬼」では主題歌も歌っていた。作曲は小林亜星。これは名曲だ。年を取ると知っている人の訃報を目にすることが多くなる。
https://www.youtube.com/watch?v=yQ_AiS-Rr5s