濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞の作品、監督、脚色、国際長編映画の各賞にノミネートされた。この映画が、カンヌ映画祭など、ヨーロッパで受けるのは分かるとしても、アカデミー賞もというのはいささか驚いた。
濱口監督は、言葉の壁を超えた理由として「声」を挙げ、「言葉の意味が分からなくても、声に感情がこもっているのは分かる。それを聞き取って緊張するのは万国共通で、俳優の姿、声が、直接的に通じた結果ではないか」と語ったという。
過日、『偶然と想像』で濱口監督にインタビューした際も、同じようなことを語っていたし、『ドライブ・マイ・カー』に出演した霧島れいかにインタビューした際も、彼女が声のトーンについて語っていたことを思い出した。
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