夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

装う

2014-05-20 21:55:08 | 日記・エッセイ・コラム

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素敵な若葉の額縁の富士山

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額縁無しの富士山と雲

10メートル位しか離れていない場所から撮影したのに、上の写真はとてもお洒落に見えますね…

富士山が装っているようです。

   私も体調不良の時には、美しく装う余裕等全くありませんでした。

着る物も、脱ぎ着が楽で、洗濯機で洗える普段着ばかり。

新しい衣類?は、入院すると増えるパジャマや、上に羽織る物位です。

髪も根元の部分が白髪になっていても、美容院で座っているのが痛くてカットもカラーリングも出来ませんでした。

  さっきまで布団を被って泣いていたのを、見舞いに来た家族や介護をしてくれている夫に気付かれないように、平静を装っていました。

         自分の病気の治療への不安。家族の将来。夫の老後の生活。

平静を装うのも、なかなか気を使うものです。

   今私は、来月のヨーロッパ旅行に向けて、支度に余念がありません。

夫と二人いつも言うのは、Г準備している時が一番楽しいね…」

スーツケースはオレンジ色。

鞄は黒のオーストリッチ。

清水エスパルスのオレンジ色と黒のパーカーを持ちました。

靴はスニーカーと次々と決めて用意。

私は今回オフホワイトの帽子を新調しました。

帽子の左側に少し大きめなピンクグレーのリボンが付いています。

天気の良い日には五分間だけ被って頭に慣らしています。

何か若返って、ワクワクしている自分がいるのですよ!

   三十年以上前に良く着ていたクリーム色のカーディガン。クリームの中に黒い帽子の編み込み模様がオフホワイトの帽子にぴったりです!

   若々しい装いの旅支度。

素敵でしょう!!

 


ごきげんよう

2014-05-19 23:26:59 | 日記・エッセイ・コラム

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赤毛のアンの翻訳者の村岡花子さんをモデルにした朝の連続ドラマを見ています。

時代も、母校も全く違うのですが、

何かとても懐かしい場面が出て来て私もそうそうと相槌を打ってしまうのです。

地方出身の平民の子女と財閥のご令嬢のギャップに驚いた事。

中曽根康弘さんのお嬢様を始め、後の麻生太郎さんの奥様になられた鈴木善幸さんのお嬢様等お嬢様揃いでした。

一言で言うと場違いの所に迷い込んでしまった私です。

(私は、奨学生でしたので、44才迄奨学金を返還しました。)

寮生活の大変だったこと。

先輩と後輩の関係。

食堂での食事の作法。

言葉使い。所作の指導。寮監先生。

授業では、語学の勉強の進み具合の歴然とした差。

寮のスチームの暖房器具。

友情。

初恋。

頑張って勉強した時代。

地元に戻って、母校の代用教員になった主人公。

私も母のたっての願いで地元の高校の教師になりました。

初めて教壇に立って、ガチガチに緊張していた日を昨日のことのように思い出しますが月日の経つのは速くて、もう少しすると教え子たちも還暦を迎えるのですよ…

今日はこのあたりで

ごきげんよう

 


変化

2014-05-18 21:25:41 | 日記・エッセイ・コラム

今日は五月晴れの穏やかな天気の一日でした。

富士山も朝から晩まで良く見えていました。

51811 お昼頃の富士山

51820夕方の富士山

雲が飛んで行きました。 はっきり見えますね!

頂上付近の雪も大分薄くなっているようですね…

富士山の麓に住んで二十三年が経ちます。

家の北側にどーんと壁のように立っている富士山ですが、見えない日も多いのですよ。

特にこれからは見えない日が多くなります。

最近は大気汚染の関係か、霞んでいる日も多くなっています。

人生も雨の日

雲りの日

晴れの日

穏やかな日

嵐の日霧の日

色々な日がありますね。

でも霧が晴れれば、また富士山が顔を出してくれるように、進む道も見えて来ることでしょう。

何も無い所から顔を出す富士山はとても神秘的で神々しいほどです。

雨降りの後、雲に隠れていた富士山が登場する時には、歌舞伎の幕が開いて千両役者が登場する場面のように、ワクワクします。

嵐の後は汚れた空気が一掃されて、清々しい姿の富士山を拝むことが出来ます。

今霧の中にいると思って悩んでいるあなた

嵐の真っ只中にいると思って落ち込んでいるあなた

お天気も、晴れの日よりも雨や曇りの方が多いそうです。

でも大丈夫。

必ず変化しますよ…

春夏秋冬

季節は巡り、木々は芽生え、花咲き、実ります。

『太陽が輝く限り希望もまた輝く』

高校生の時に臈纈染めの暖簾に書いた言葉です。


山笑う富士山麓

2014-05-16 23:10:24 | 日記・エッセイ・コラム

51603 裏庭からの富士山

51605 お茶の新芽を刈り取っていますよ…

51606

51607 あやめ

51601 オキザリス

51602 ディジー

今我が家の庭には、こんなに沢山の花が咲き乱れています。

       山笑う

故郷や どちらを見ても 山笑ふ    正岡子規

山笑うとは、俳句の春の季語

草木が萌え始めた長閑で、明るい春の山の様子を形容しています。

     富士山の写真と我が家の庭の様子で、  明るい長閑な空気が伝わりましたでしょうか?

あなたも笑顔になって下さいね…

 

 


シランとシラー

2014-05-14 23:03:26 | 日記・エッセイ・コラム

シラン

51405 紫蘭

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シラー

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51406 大蔓穂(おおつるぼ)

名前を知っていると花に親しみが湧きます。

新しい人と出会った時に、名前を教え合うと知人になれます。

友人になると、性質や好み等を知ることになります。

好きになって、愛情を感じたら、気に入られようと一生懸命になって綺麗に装うようにしたり、優しく接したり、毎日手紙を書いたり、一緒に食事をしたりします。

    花も同じです。

道端に咲いている花。

花屋で見つけた花。

庭で育てている花。

    長い間育てている花。

故郷の幼なじみの家の玄関先に咲いていた花。

母校の校庭に咲いていた花。

田舎の畑の隅っこで見つけた花。

     庭には沢山の花が咲いていますが、今日は、シランとシラー

        シランは紫蘭

        シラーはシラーベルビアナ和名は、大蔓穂(おおつるぼ)

どこかで見たことはあるけれども、案外みんな名前は知らん!?