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日本VSデンマーク◆勝っても負けても「デンマルク国の話」

2010-06-24 20:54:33 | 日記
サッカーワールドカップ
日本VSデンマーク
決戦直前です。
(24日夕方現在)


宿敵デンマークを分析しようと考えて
内村鑑三『デンマルク国の話』をひもといてみました。

この国の精神は
大いに学ぶべきだと思います。


◆戦いに敗れても、なお甦った国民


1864年、ドイツとオーストリアとの戦いに敗れたデンマークは
領土を削られ、国民は貧困の極に達しました。

以下、引用は内村鑑三『デンマルク国の話』(明治44年)より


※※※※※※

デンマークは、実に取るに足りないような小国であります。
(しかし)
この小国のけっして侮るべからざる国であることがわかります。
戦いに敗れて精神に敗れない民が真に偉大なる民であります。

デンマーク人は戦いに敗れて家に帰ってきました。
しかるに一人の工兵士官がありました。

彼の名をダルガス(Enrico Mylius Dalgas)

※※※※※※


◆荒野に薔薇の花咲くところとなすを得べし


ダルガスは、領土に残された荒野を

『薔薇の花咲くところとなすを得べし』

とする決意を持って壮大な植林事業を行いました。


※※※※※※

他人の失望するときに彼は失望しませんでした。

今や敵国に対して復讐戦を計画するにあらず、鋤と鍬とをもって
残る領土の荒野と戦い、これを田園と化して敵に奪われしものを
補わんとしました。

※※※※※※


そしてダルガスとその息子2代にわたる長期間の困難な植林
事業の末にデンマークは一変していきました。
肥沃な土地で育った農産物を始めとして
林業・商業・工業が発展し、見事な国家復興がなされました。


◆さらに貴きものは国民の精神


※※※※※※

デンマーク人の精神はダルガス植林成功の結果としてここに一変したのであります。
彼らは国を削られてさらに新たに良き国を得たのであります。

※※※※※※


ダルガスの決意を支えたものは、彼の信仰するキリスト教の使命感でした。
また彼のみならずデンマーク国民の根底にある

『善き宗教、善き道徳、善き精神』

信仰の力こそ、デンマーク復興の精神なのだ
と内村鑑三が『デンマルク国の話』で書いています。


◆デンマーク精神は不滅である


サッカーでデンマークに勝てば、日本は決勝トーナメントに進めます。
日本を応援するものとしてぜひこちらに賭けてみたいものです。

もし惜敗であれば・・

戦争に敗れても国土を復興させた『デンマーク精神』をもって
選手もサポーターも
戦いに敗れて精神に敗れないようでありたいと思います。


勝敗の結果は明日のブログ更新で!