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就活生を狙うやつ◆寸借詐欺(すんしゃくさぎ)◆身を守ろう!

2010-11-15 21:57:51 | 日記
【就活ポインター特別号】
就活生の皆さんへ。

「私はソニーの本部長」

そういって就活中の女子大生に声をかけ、現金をだまし取ったとして、61歳の男が警視庁丸の内署に逮捕されました。

これは寸借詐欺(すんしゃくさぎ)といい、人の善意を逆手にとって小額の現金を騙しとるという犯罪です。就活生はカモにされやすいので本当に注意が必要ですよ!

報道された内容をもとに今回の事件を細かく見て行きましょう。


◆近づいてきた男


就活中の女子大生が、JR新橋駅の近くで地図を見ていました。

スーツ姿のその男は
「どこかの場所を探しているの?」
「就活中なんでしょ?相談に乗りますよ」
と声をかけてきたそうです。

※ここで「私はソニーの本部長」といって女子大生を信用させたらしい

そしてファーストフード店で長時間の就職相談をしたのち
東京駅まで一緒に歩き、別れ際にその男は

「金の持ち合わせがないので8000円を貸してほしい」
「2日後に5倍の4万円にして返す」

と言ってきました。


◆心理的な隙を突いてくる寸借詐欺


女子大生はとっさに
「就職に有利になるかも」と思ってお金を貸してしまったらしいです。
詐欺師の長時間にわたる「就職相談」によって
「この人にお世話になったから・・」という心理も働いたのでしょう


寸借詐欺は相手からお金を借りたあとは決して返すことがありません。
通常はそのまま音信不通になります。


今回は2日後に会う約束をしていたらしいのですが、女子大生もさすがに
不審に思って警察に相談し、待ち合わせた場所に現れた男を捕まえたそうです。
(その時の男の所持金はわずか1000円)


この男は相手が女子大生ということで、何か「別の事」も考えて会う約束を
したのかもしれません。余計な妄想が身を滅ぼしたのでしょう


◆男のリストには大学生の名簿が


逮捕された時、その男は約10名分の大学生の名刺や、約50人分の大学生リストをもっていました。リストには個人名の脇に大学名や携帯電話番号が書かれていたようです。

このブログを見ている就活生にも複数被害者がいるかもしれませんよね。
あるいは、この男から狙われていたのかもしれません。


就職イベント、合同企業説明会が行われている会場の周辺では、
怪しい連中がうろうろしている事に警戒しておくことも必要でしょう


◆身を守るための知識


就活生は街中で「独特のリクルートスーツ」で歩いていますから
外見ですぐにわかります。着慣れていないスーツが目立つんです。
ということは、どういうことかといえば

芸能人(就活生)と芸能レポーター(詐欺師)のようなもので
「身辺には隙を作らないこと」が一番大切です。狙われたら被害は痛い

本人が思う以上に就活生の行動は街で見られています。

喫茶店に入って仲間内でしゃべっている会話や
携帯でしゃべっている内容も周囲には聞こえやすいものです

こういう部分からも個人情報は簡単に漏れます


時々「危険だな」と思うのが、就活生が喫茶店で書いている
エントリーシートや履歴書です。個人名、大学名、住所、電話番号が
隣の席から丸見えなのに平気な様子で書いていたりします


「周囲への緊張感」というものをいつでも持続していることが
身を守るうえで最低限の知識であると覚えましょう



◆騙しあいの大人社会に立ち向かう知恵と勇気


「私はソニーの本部長」
社名入り名刺というのは、勝手にいくらでも偽造できます。
また名刺は他人になりすましができます。

例えば私が「有名企業の人事部」の人と名刺交換し
その名刺を別の初対面の人に
「私はこういうものです」と渡せば簡単に騙せちゃうようなものです



私の場合は毎日いろんな人と対面営業していますから
「偽名刺」「怪しい会社」「怪しい人物」「怪しい金融商品」には
独特の雰囲気というのを感じます。

騙しあいの世界が仕事でつきまとうのも大人社会です。
こういう世界に関わらずにずっと逃げてもいいです。しかし


「騙しを峻別(しゅんべつ)できる知恵と勇気」をつけていくのが
大人の成長でもあります

★身を守るポイント

・就活生はいつでも「見られていること」を意識せよ。

・スーツを着ている間は、 「周囲への緊張感」を保て。

・向こうから寄ってくる人物、渡される名刺は「裏があるもの」

・疑問を感じたらすぐに動くこと「信用できる相談先」


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