昨日の寸借詐欺(すんしゃくさぎ)のブログは
ツイッターでリツイートされた関係もあって
タイムリーな反響を頂きました。
わずかな金額であっても、取られるのは嫌なもの。
まして
「善意を装ったもの」
「弱みを付け込まれたもの」
は就活生のココロの傷も大きいものです
気をつけましょう。
そもそも私の本業は金融(生保)の営業ですので
お金の話も書いておこうと思います。
◆就活の費用は?
※※※
われわれの調査だと、就活費用は首都圏で15万円程度かかる。
交通費3万円、スーツ10万円のほか待ち時間のお茶代など。
地方からだとさらに平均3万円かかる
※※※
リクナビ編集長 岡崎仁美氏のインタビューより
週刊東洋経済『就職「新」氷河期』特集 2010 11.13
お金がかかりますよね。
わずかなお金でも節約しなきゃいけないところです。
◆お茶代=ラテマネー=意識しない出費
会社面接の待ち時間に、例えばスタバなどで休憩するとして
スターバックスラテを注文する代金に相当する消費を
『ラテマネー』と呼ぶ言い方があります。
※
資産アドバイザー:デヴィッド・バックが名づけた
『意識しない出費』ということです。
スーツ代や交通費はともかく、ラテマネーは事業仕分け的に
減らしてみることもオススメします。
スタバは割高だから、仮にドトールで休憩したとして
コーヒーが200円。
一日1杯×20日間=12ヶ月=48000円
こういう係数感覚を意識してみましょう。
◆交通費の確保は時間の確保
ところで、昨日のブログで取り上げた寸借詐欺の典型的な手口は
『交通費(タクシー代など)を貸して欲しい』と言ってきます。
以前、東京駅の近くを歩いていたら、私に声をかけてきた寸借詐欺は
こんなセリフを言ってきました。
ちょっとこれから仕事の面接があるんだ。
やっと見つけた仕事なのに面接場所を間違えてしまったんだ。
面接に遅れたら仕事ができなくなる!
だから、あとで必ず返すからタクシー代を貸してくれ!
もちろん私はお金なんか貸さずに
『それほど緊急なら警察でお金を借りてみたら?』
といったら、しゃーっと走って逃げていきました
※
寸借詐欺の撃退法の一つです。ご参照ください。
◆必要なお金は確保しておこう
ラテマネーは節約してもいいのですが、交通費というのは、
たしかに緊急の場合タクシーを使うなど予備のお金が無いと困るものでしょう。
企業訪問の場所を間違えたり、急な事情ができたりしたら
移動時間の短縮がリスク回避につながります。
就活に限らず、自分のお金をしっかり管理できるという能力は
仕事の基礎力なのかもしれません。
※
ラテマネーが全部ムダなわけではありません。
リラックマタイムの休憩は必要なことです。
※
つまりラテマネーのような小額のお金の支出でも
ちりも積もれば山となる。コスト意識を持ちましょうということです
それではまた。
追伸:寸借詐欺はビジネスマンも狙います。ホントに嫌なやつらだぜ!