
こんにちは


一生懸命書いたのにES(エントリーシート)が
通過しなかった場合
あれだけ頑張って書いたのに
どうして通過しなかったのだろう??
というイライラと悔しさとショックをかかえる人も
これから多くなるかと思います。
企業は応募者を落とす理由を明示しません

理由がわからないまま
同じようなパターンでエントリー応募を続けると
書類通過が全然できなくなります。
就活生の不安心理で
これが一番のネックになると思うので
この時期に書いてみますね。
◆エントリーシートに万能選手はいません
プロ野球選手とマラソン選手は競技が違います。
いくら体力があっても、両方にプロ選手登録はできませんよね。
企業の採用基準も千差万別です。
体力(エントリーシートのできばえ)が優れていても
それだけでは選考通過が無理だということです。
リアルな基準を紹介してみます。
※※※
就職活動は、就職偏差値の高い人ならどこの企業でも受かるというものではない。例えばメーカー系は、むしろ口下手が好まれる。
口下手だけど、ちゃんとPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)が回せる人。商社なら、押し出しの強い人。リクルートなら、「俺が、俺が」という人。
そして、リクルートに受かる人は、往々にしてメーカーには受からない。そう、合うか合わないか、だ。
※※※
海老原 嗣生(株式会社ニッチモ代表取締役)
~中央公論2011年2月号より~
企業採用の、こうした現状認識をまず押えておこう。
◆応募企業の求める人物像から企業研究をしっかり。
応募企業の人物像をリサーチするには
企業ホームページなどで人事部が公表している
「求める人物像」をまず静かに読んでみよう。
その後で
「なぜそういう人物像が求められているのか?」
ということを、企業研究と充分組み合わせてみよう。
その会社が将来成長していくために必要な人材を
求めているのですね。
スタンダードな人事部の新卒採用選考基準は
志望動機に重なる企業研究の深さ、確かさ、理解度の有無
にあると考えよう。
その上でエントリーシートの内容から
自社にマッチする人物像をセレクトしていくものだ、と覚えておこう。
企業研究の深さ、確かさ、理解度
が反映されていないESの自己PRだけでは
どうも苦戦してしまうものです。
◆指令:企業研究から、提出用ESを戦略的に作成せよ
※※※
戦略としてもっとも優れているのは、最低限のコストで相手をこちらの思いどおりに動かすことです。そのためには、相手を間接支配するための「読み」が欠かせません。
どんな戦略を立てるにも、あるいは情報を活かす場合も、相手が「生身の人間」であるということが出発点であり、ここが、一番大切な「情報の活かしどころ」です。
※※※
中西輝政「情報を読む技術」サンマーク出版2011年より
応募先は企業ですが、採用担当者は生身の人間です。
企業研究をする時に
採用担当者もかってその企業を受けて採用されて
その企業の社風のなかで育ってきた人物なのだ
ということを理解しよう。
(中小企業ならば採用決定権は社長の場合が多い)
★★企業研究の注意点★★
売上げや規模、会社の将来性
または福利厚生・ワークライフバランスという
「会社という箱」だけの企業研究ではだめだよ。
それはアナリストやコンサルタントの仕事です。
こういう企業で育つ社員(採用担当者)ならば
どんな性格でどんな思考をする人物を
仲間に受け入れるのだろうか?
こういう問題意識からイメージして
自分のESに、自己PRを落とし込んでいこう。
顧客(企業)をいかに分析して
商品(自分)を販売していくのか。
ESからみえてくる仕事能力の基礎でもあります。
がんばろう!
★★☆☆☆★★

ではまたね。