こんにちは。
先月からいろんな大学にお邪魔する機会が増えてます。
(就活支援のお手伝いなどをやっております)
イメージ:“学食”のような後方支援業務なのデス
大学生を見ていて気がつくことを
“時々ふと思う”という感じで書いてみますね。
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今週明けに書いたテーマと対になりますので
2011年11月14日(月)付ブログもぜひご参照ください。
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■直近の大学生内定率から
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18日発表された2012年春卒の大学生の就職内定率(10月1日時点)は59.9%と、昨年同期を2.3ポイント上回った。採用計画を左右する10年度の企業業績が大手を中心に好調だったためだが、これから採用活動が本格化する中堅・中小企業では、円高や欧州危機による景気減速の影響が出る可能性がある。
今回の内定率の水準は、過去2番目に低い。
大学進学率が20年前の約1.5倍の56.7%まで上がり、分母となる大学生の数が増えたことで、内定率が上がりにくくなっているという事情もある。
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読売新聞2011年11月19日記事
注目は、内定率よりもここの部分。
↓↓
“大学進学率が20年前の約1.5倍の56.7%まで上がり、分母となる大学生の数が増えた”
2011年の20年前は1991年(平成3年)
この年に卒業した大学生までが“バブル期入社”で
いちばん就職活動が簡単な時代でした。
■就職活動が簡単な時代
平成3年に大学を卒業しているtarebonが
リアルに実体験した例で言うと
・4年生の6月に教員免許取得のため
2週間の教育実習があって
・それが終了した6月後半から企業への就職活動をはじめて
1ヶ月後の7月後半にはすでに複数内定し
・8月には最終内定企業で拘束という儀式
(企業が内定学生を1泊程度の旅行につれていく)
拘束に参加した内定学生には
一人あたり平均2~3万ポンと渡してくれて
“これは当社までの往復の交通費です、どうぞ”
(そんなには実際かからなかったですが)
拘束の最終日には旅行の移動バスの中で甲子園の優勝決定戦を
カーラジオで聴いていた記憶があるので
8月中旬には大半の学生が就職活動を終えていたと記憶してます。
9月以降の秋の学園祭やサークル活動には
4年生として普通に参加して学生時代を終えていました。
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就職が楽だったバブル期の大学生の話をしてみると
今の学生や30代の社会人からは
過去の話だし、今はそんな時代じゃない!
という「嫉妬の反発」が強いのかと思っていたら意外にも
“そんなことがホントにあったなんてすごいです”
という
“素直な反応インパクト”のほうが多いことに気がつきました。
素直はいいんだけど、その後の言葉がなかなか聞けません。
自分たちの考え方や意見は、こちらが聞かない限り
しゃべってくれないなぁと感じています。
■バブルより1.5倍の繊細な感覚
当時の大学生の数よりも
今のほうが1.5倍に増えたということから考えて
(※4年制大学が増えて、入学が容易になったということもあります。)
今の大学生は
大学生という固有のカテゴリーよりも
たとえば高校4~8年生のように
意識として高校生のカテゴリーで捉えたほうがいいのかも知れません。
純粋で素直な部分が
高校生らしく見えます。
純粋性というのは綺麗なんだけど
簡単に壊れやすいこともあるよね。
他人から裏切られたら傷つくし
ナイーブが内側に向かうと苦しくなってしようがない。
■勇気を出して、語ってみよう。
大学生や30代に共通している感覚のようですが
自分が何か意見を言うことで
そのことで突出してしまうと
まわりから浮き上がってしまい
・孤立してしまう
・拒否されてしまう
というような危険性があるので
繊細な身を守るという本能的な感覚から
自分から主張することは差し控える態度。
が傾向として出てきているような気がしています。
リアル40代のバブル入社世代は
学生時代・新入社員の時に
かなりのわがままを言っても
社会から認められ、受け入れられたという意味では
ラッキーな時代を経験しているので
栄養過剰なジャイアンタイプの人が多いんです。
(イメージ画像http://akb48gazou.com/から)
ジャイアンタイプは根が明るいので
「困ったらいつでも相談しろよ」
「オレがオマエを助けてやる!」
こういう感覚が他の世代よりもやや強いように思います。
人事部の課長クラスにはバブル入社世代が多くいるので
こういうのをヒントにして
勇気を出して面接でも何でも
自分からいろんなことを語りかけてみよう。
★★ドラえもんもジャイアンもいるぞ★★
就活で使うスマホや
デジタルの情報は“ドラえもん”
便利な道具だよね。
キャリアセンターや就活アドバイザーで
40代の担当の人は(たぶん)“ジャイアン”
怖そうだけど根は明るい熱血タイプ。
どんどん頼ってみよう。
では
よい週末を★