天気予報では、晴れ。パリの空の下、歌は流れ、若者の心にも想いは流れる。とばかりに陽気な五月晴れ
の1日であるはずだったのに。空は、煙っている。春霞?それならこんなにドンよりとしてないだろう?このラ
ンドデザインの背景には青空が欲しかった。風向きで、いらない隣人から汚染された空気が風に乗って運ば
れてきたんだろう。黄砂のように。黄砂ならまだ自然現象のひとつと言う捉え方ができるけど大気汚染は人
的生産物だろう。そんなもん流しといて風が運んでいっただけだからとでもいうのだろうか。いつまで、自然
に付けを回しとくんだろう。青空って絶対必要。視覚的にも、心理的にも。今日は、せっかくの若菜摘みだっ
たのに色彩的に、この灰色の空では若菜の緑が合わないね。ところで、平安時代の若菜摘みの若菜って
どんなものだったのでしょう?芹、ナズナ、ハコベ・・・あたりだったのかな?遠い昔、同じことをして自然と
親しんだ人がいたと思うと不思議な気持になります。当時の空は、多少霞がたなびいてはいるがきれいな
水色であったでしょうね。