フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

水彩画 悪戦苦闘

2011-05-03 09:19:57 | Weblog
自転車に乗ってバジルとスケッチに行った。鉛筆1本とスケッチブックだけを持って。美術館の後ろの公園に。ここは、公園の穴場というか人が少なくきれいで気持ちいい。20分で描きたいものを描いて終わろうとバジルが言うのでその気で来たんだが、なんせ絵心がないもんだから、まず、目標物の捕らえ方が分からない。距離感が分からない。それでも鉛筆を走らすと、線が生きていない。まるで、小学生の写生以下だ。確か、小学の時もこんな感じだったなと全くの進歩が見られない自分に嫌気がさして鉛筆をおいて弁当を買いにスーパーまで行ってきた。ムシャクシャしているから王将の焼き飯、カツオ飯、柚子の散らし寿司、ハマチのから揚げ、ポテトサラダ、高野豆腐にお茶と串団子。普段より多く買った。それでも、公演に戻ってバジルと二人で食べ始めるとあんまり緑がきれいで風が気持ちいいのでパクパクと全部平らげた。「絵はだめだけど、公演でお弁当はいいね」と笑った。その後、もう絵を書くのはやめて二人で四葉のクローバーを探したりして遊んだ。
帰ってから、夕刊を見ると「オサマビンラディン殺害」との記事が目に入ってきた。なんでもアメリカの特殊部隊がパキスタンのラディンの隠れ家を急襲して射殺したとのこと。日本が震災で多くの人が亡くなっているこの時期にお前達は人を殺すのか。同じ人間ではないというような感情が湧いてきてアメリカという国に嫌悪感を感じた。もう人が死ぬということに意味もなくイヤになってるのだろう。世界も悪戦苦闘か。
コメント
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