フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

やわらかな手

2011-05-31 17:03:01 | Weblog
歳は取りたくないとはこのことだ。夕べ、どくだみを干していたので取り入れようとして笊をさがしたらどくだみを入れてた笊がない。風でどこかに運ばれたのかと思って犬小屋の上の屋根の方を見るとやねのむこうに運ばれていた。そのままでは手が届かないのでアルミの踏み台を持ってきて塀の下に置いた。そこに小さな溝があることもおかまいなしに。これが、歳で横着のみほんだった。その上にトンと乗った途端台が滑って溝にはまった。グラッときたもんだから右手で受身をとった。犬小屋の日よけのために簡易に作った屋根の上に手をバンとついた。そしたら、そこに丁度釘が打ちかけでとまっていたんだ。そこにバンだ。若ければ、その釘を下まで通して「痛かった」でおわっていると思うんだけど歳なんだな。


手が柔らかくなっていることを忘れていた。バンとしたら釘の頭の方が手にのめりこんだ。イタイのナンのって。手を釘から外す時の痛さときたら、新撰組に拷問された幕末の志士のような心境だった。歳を取ったら本の少しの横着で怪我をするから丁寧モットーを基本にいきていかなければと反省しきり。
コメント (2)
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