超人たち

世界陸上で決勝に残る選手は超人だと思う。他のスポーツでもそうなんだろうけど今は世界陸上を毎日見てるからそう思うんだろう。それでも短距離はライオン並みに走れない。長距離ならリカオン並みに走れない。超人でさえ普通の動物の能力に劣る。裸の人間は自然界では弱い存在なのだと思い知る。僕らと比べてはるかに超人ではあるのだけど。彼等も急に超人になったわけではないんだからと分かってはいるんだが努力しない身にとっては遠い存在だ。出来上がったものを見て判断するのは人間の悪い癖だ。だがそこに至るまでの努力の跡は見たくないような気がする。美しいものを見せてくれというのかな。超人は超人を見せつければいいのであってそこに垣間見せる凡人なんか見たくないのかもしれない。金メダルはとった。次は？「世界記録だね」この言葉いいね。超人の超人たる自負だね。