キレットを歩いてと思っていたら道は雨で崩落の危険があるということで岩場に〇とか→が白いペンキで書かれていて岩の鞍部を恐々登ってやっと着いた石鎚の天辺の天狗岳。ヤレヤレとくつろぐ ここをあの田中陽希は荷物を背負ってひょいひょいと登って来たんだ。オレたちは死に物狂いだったけど。同じ山登りでも天才と凡人は違うんだなぁと実感。
帰りにちょうど「いの町」の町を通り抜けた頃かな飛行機の編隊が上空を通り抜けた。「あ、ブルーインパルスだ」と叫ぶ。
早く良く見える広場に行こうぜと子供みたいにはしゃぐ。「よさこい祭り」に彼らは来たんだ。前夜祭を盛り上げるために。よくわからなけど速い。あっちへ飛んだと思うとこっちからと。
「すげえなぁ」と疲れも忘れて空を見上げる。「あんだけ小さいと竹やりで落とせそうだな」と昭和の子はいつまでたってもバカなことを言う。口をぽかんと開けて。