フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

暑さ戻る

2018-08-02 07:20:36 | Weblog

昨日まで台風の影響で気温は31℃から32℃だった。言うのがおかしいけどしのぎやすかった。「涼しいじゃない今日は」なんて声も聞こえてきていつから30℃超えても涼しいという表現に変わったんだろうといぶかしく思っていると今日は34℃。暑さが戻って来た。それでも高知は四国では一番気温が低いというからなんともはやである。夏は来ぬとか夏が来れば思い出すとか、そんな夏は何処に行ったのでしょうか。猛暑とか殺人的暑さだとか殺伐とした表現ばかりが目立つ。これでは日本人の情緒は育まれない。と文化的危機感を持つことしきり。そう言えば、金魚売の声も風鈴売りの声もない。外に出るなというからそんなもん売ってる場合じゃないかと時代劇さながら縁側に転ぶ。あれは遠い昔の記憶なんだと白いランニングシャツで虫取りに夢中になっていた子供の頃を思い出しながら今の子って夏の思い出といえばクーラーの効いた部屋のイメージしかないのかとまるで地球崩壊後のSFのように思う。それでも時折、風に乗ってよさこいの練習の音が聞こえてくるから暑くても死にそうでもやるときゃやるぜと土佐人は出来ているのだろう。うちの絵画教室に来ている「ほ」のおんちゃんも今年も地方車の上で吠えるのだとか。太陽のエネルギーと人間のエネルギーがぶつかり合う瞬間だね。「ほーら、よっちょれよっちょれ」って太陽に向って言ってるのかな。「熱さ漲るヨサコイの夏」だね。

コメント
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