フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

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2018-08-23 08:08:38 | Weblog

バルセロナの展覧会の記事があってピカソの静物画「さくらんぼ」が写真で出てた。ピカソって知らなくてもグッと迫ってくる迫力。これって何なのだろう。構図かな?線の力かな?絵の真ん中にちょっと斜めから俯瞰したテーブルがドーンとあって太い黒い線で描かれた水差しとフルーツ鉢とサクランボ。水差しの横には洋梨かな?ちょっとセザンヌ風ではあるけれど「さすが」と感じてしまった。ページをめくるとあのセルジュゲインズブルグとジェーンバーキンの娘のシャルロットが新しいアルバムを出したかどうかで現在の彼女の写真が出てた。おばさんにはなってるけど「ステキ」。彼女はポリシーがオシャレだからね。いま47歳だって。彼女を初めて映画で見たのは彼女が18歳くらいの時だからあれから30年ですか。受け継いだ才能は錆びついてない。「自由人」ってやはり憧れるね。彼女を見てると久しぶりに若い感性が戻ってくるようで「俺はこんなところで何しているんだろう。」って旅の用意をしたくなってくる。彼女の自由さが何かを刺激するんだろうね。足はしびれががあって左手の親指はパテを揉んだだけで内出血というヤワな体になりさがっても自由への憧れが残っているんだろうね。別に不自由でもないんだが。しなやかに歌う彼女のビデオにしばし見とれていた。

コメント
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