武士道に背くまじきこと。理想に燃えて旗揚げした新撰組が、鳥羽伏見でこれからは、剣の時代じゃないと戦に負けて思ったとか。それでも、剣が好きな日本人。そして、価値観は、武士道。人に、恨みつらみは、数々あれど、彼らに、反省は求めず、己を研鑚して、高めていくことを旨とする。これが、自分達が教えられてきた、共通の価値感だった。アメリカで、銃をキャンパスの中で乱射して32人もの犠牲者をだしたというニュースを聞くに連れ、日本は、銃が簡単に手に入らなくて良かったと思った。犯人は、韓国人だけど、アメリカ国籍を有するアメリカ人だ。銃文化の中で育ったアメリカ人だ。銃は、たいした訓練もなく誰でも簡単に撃てるから、優れた武器でありアメリカ人の精神の拠り所なのだろうか。今、坂本竜馬の暗殺のシーンを読んでいて思うのだけど、もし、剣ではなく日本が銃社会なら竜馬なんて当時としては、背が高い男だったから、とっくに狙撃されていたでしょう。剣は、誰でも持っているだけで人は斬れません。それだけでも文化と思想が違う。そこに日本人独特の美意識がからんで自己研鑽の方向へと進んでゆきます。銃は、破壊力が大きい分武器としての役割が、豊富にあるのでしょう。そして、自己より他者へ向かう思考を生んだのでしょうか。今回の事件は、考えさせられる事件でしたとフェンネル氏は思いました。
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