フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

野良食

2015-02-20 07:51:21 | Weblog
畑に来てまずはヤマガラにひまわりのタネをやり、メジロにみかんの輪切りをさしてやった。このところヒヨがきてメジロを追っ払ってみかんをどこかへ持っていく。この日はそのまま枝にぶら下がって啄ばんでいた。「ボクラにも残しといてね」とメジロが心配そうに周りで囀る。畑を一回りすると和みかんの木があるところでクロッカスが咲いていた。クロッカスと言えば自分達の世代なら「かおるちゃん」と口ずさむ。歌の力って昔は凄かったのだ。いまの歌なんて話にならん。たとへ中島みゆきデモとブツブツ。

ひとしきりクロッカスを眺め終えて昼食の準備に取り掛かった。七輪を外に出して炭を熾して網を載せてまず芋を焼く。芋が焼けたらサンマの干物。

サンマは油が落ちて煙たい。昼メシというのでもなくランチというイメージでもなくなんというのかな「野良食」というのが一番ぴったりとくる呼び名かな。一応畑を歩き回って玉葱や豆に水をやりイノシシが来てないか足跡を確かめて小屋まで上がってくるとけっこうお腹が空いて来るんだ。ちょうど向かいの山にある砕石場からお昼のサイレンが聞こえて昭和初期のイメージでサンマを焼いている。もうお湯は沸かしたしご飯もできている。サンマは少し炙ったらいいだけだったけど油が落ちて真っ黒になった。それでもサンマはうまい。上の段はお日さまが良く当たって寒くないからクロッカスの絵なんか描いて今日はノンビリと畑で過ごした。巷では中国人が春節という中国の正月休みで日本に大挙押しかけ爆買い爆食いと中国にいるのか日本にいるのか分からないといった有様とか。まぁ、夢を食うのがバクだから爆買い爆食いもしかたないか。しかし彼らは郷にいれば郷に従えということわざを持ってないみたい。すべて中国流で押し切るから街が汚くなるとのことマナーって漢字ないのかな。そういえばミャンマーの国境付近にまで漢民族は押しかけていき小競り合いになっているとか。どうしても世界中に漢民族のタネを撒き散らすというのが国策みたいだね。高知はお断りしますよ。お金では買えないものしかありませんから他所行っとくれ。高知は日本ではありません。日本語が通じる外国です。とクロちゃんが上手いこと言ってましたっけ。小屋の縁側で昼寝してたら頭のすぐ上でヤマガラが餌をつつく。ほんとうに人懐こいんだから。
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