フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

覆す

2012-12-21 08:50:19 | Weblog
      覆す

  常識を覆すのは単純さ。
  意識が戻らないのなら
  自分も意識をなくしてみる
  そしたら同じ世界にいける

  常識を覆すのはジャンケン
  勝っても負けてもわるくない
  それなら自分も命をかけて
  同じ土俵に立ってみる

  覆すって意外と簡単
  気付いてないだけで
  誰もがほんの少し経験している
  見方をちょっと違えてみれば
  新しい世界がそこにある

昨日姉が脳のMRIを撮る予定だからというので医者に話を聞こうと行って来た。すでに姉の容態は安定していて意識が戻るかどうかが焦点となっている。三日でダメだという常識は覆されている。目を開けたりはするけどアイコンタクトはできない。今日は口をへの字に曲げて怒っている様だった。そしたら案の定今日予定のMRIが明日に延期になった。予約しているのにこの病院のシステムどうなっているのだろう。このまま植物人間になればいまの医療制度では3ヶ月で他の病院に移らねばならないんだと。なんという制度なんでしょうね。意識が戻ってもこのシステムでは3ヶ月だろうか。MRIが明日になったので姉の家の方によってみた。息子二人が甲斐甲斐しく動いて料理を作っている。今日のメニューは中華丼だって。野菜の切り方がうまいじゃないか。と誉めてるところへヒロコから電話。「食べに行こうよ。イタリアンだけど予約したから」絶対乗りたくなかったヒロコのBMWに乗っけられてレストランへ。カキンカキンと曲がられて車酔いした気分でテーブルについて料理をたのみジンジャーエールを飲んでいるとリエさんもタクシー飛ばしてやって来て大きなピザをたのんだ。「あのスミマセン。バリバリチキンなんですけどシェフが野菜を間違えて香菜を使ってしまいました。よろしかったらこれ食べてください」と一皿サービスになった。ほらね常識なんて簡単に覆るんだ。姉の容態にも僕らはそこに希望を持っているんだ。
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ペインクリニックへ行ってみた

2012-12-20 22:51:30 | Weblog
腰の痛さが以前とは違ってきたので噂に聞いたペインクリニックに行ってみた。テレビやなんかでペインクリニックでトリガーブロックなんかしてもらうと腰痛が治るって聞いたんですけどというと冷ややか。「整形で診察されたことあります?」「いいえ、ハリはやってましたけど」「整形で診察されて先生の指示があれば処置します」って整形にまわされた。ここは混んでいるからイヤだったのに。待つこと1時間以上。「お尻に電気が走ったようになって」と症状を告げると「MRIを撮りましょう」と待つことまた1時間以上。
「高所恐怖症はないですか?閉所恐怖症はないですか?」って聞くから「いいえ、対人恐怖症はありますけど」と答えてやった。看護婦さんの笑うこと。「その前にレントゲンありますから」こんなに放射能浴びてどうすんだ。MRIは30分かかった。医者が写真を見ながら説明してくれる。「背骨は真っ直ぐです。きれいです。一見。ここ見てください。したですね。下から三本の腰椎が壊れてます。二本は狭窄症ですね。一本は椎間板ヘルニアです。」「ゲーッ」「これは自然には治りません。」だって。とぼとぼとと帰る帰り道腰が痛い。ペインまではまだ間に合うとのことだったが。

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思わぬ収穫

2012-12-19 08:45:54 | Weblog
豆を植えた。こんなもんでいいのかどうか分からないけど「グウタラ農業」だから分からないままとりあえず植えた。

ちょっと向こうにイノシシのフンがある。体の割には小さなマーブルだ。栄養分をほとんど吸収するからだろかな。イノシシは毎日来てるみたいだけど僕らの畑はそんなに荒らされていない。きっとイノシシにとって魅力のない畑なんだろう。ただ山際では泥んこ遊びをしたのか溝を掘ってところどころ穴があいている。イノシシを防ぐ手立てはないからとお昼。

中華まんっていいね。ここの小屋はレンジがあってチンできるからあったかいのをたべられるんだ。西洋は挟む、東洋は包む。この違いは面白いなんて考えながらいただく。ときたまヒヨが様子を見にきておどろかす。はじめてここにきたのはいつだったかな?あのとき椎茸がたくさんできていて「原木椎茸だ」ってはしゃいで取った。あんとき全部取ったからもうないよねと思っていたらまたできてた。おもわぬ収穫。

大きくて肉厚でおいしいんだ。なんかご褒美をいただいた気分でうれしい。これだから「グウタラ農業」はやめられないな。腰は痛いけど。
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今日は豆を植えて

2012-12-18 08:49:58 | Weblog
今日は豆を植える。ジャックの豆しか見たことないけどあれぐらい大きくならなくていいからと小さな豆の苗を植える。今からだとお昼にかかるからと里芋と大根と人参を鳥団子で煮っころがす。あれ、ごはん炊くの忘れてた。しかたがないから昨日買った「豚マン」を用意する。おやつにラスクを持って魔法瓶にお茶入れてインスタント農夫というかあやしいステルス農夫が山の畑にお出かけだ。もう指先は土でガサガサだ。手だけ見れば立派な農夫なんだけど。今までペンと鉛筆しか持たなかった身は悲鳴を上げている。「腰が痛い」と叫びながらも血行は確実に良くなっていく。行ってきまぁーす。
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亀ちゃんえらかったね

2012-12-17 09:06:54 | Weblog
つまらない選挙はつまらない結果で終わった。モテない男がなぜ自分は嫌われているのか分からないように分からないまま選挙で惨敗した民主党。あれよりましか理論で勝った自民党。わけがわからなかった第3局。その中で消えてなくなるかと思った亀ちゃん、思いっきりわけがわからない未来の党から出て小選挙区で勝っていた。いやぁよくやった、あっぱれと言ってあげたい気持ちになった。亀ちゃんあの汚い顔で泣いてたよ。よっぽど厳しい選挙戦だったんだろうね。それに引き換え知名度抜群の康雄ちゃんは落ちたね。ブティック論は面白かったけどね。今回ちょっといつものキレのある政治理論が展開できず小市民感覚に陥ってたね。彼に求められるのは小泉進次郎氏のようにレトリックなんだからそれを捨てたらただの気持ち悪いおっさんにすぎないよ。田中真紀子さんも落ちたね。要点を一言で表すのがウマイおばさんだったけど政治評論家にでもなればいいよ。今回の選挙で目立ったのは石原でもなくハシモトでもなく亀ちゃんだったとは皮肉だな。
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花梨ジャム再び

2012-12-16 10:02:58 | Weblog
関心度の低い選挙。本物がいないということはこれほどつまらないものなのかと本物の花梨ジャムを作ろうとマーティンとこにやってた花梨を2個戻してもらって果肉を入れない花梨ジャムを作った。

このルビーのような赤。なんとも言えん色ですね。香りがまたよく口当たりもなめらか。花梨は以前砂糖漬けから取り出したものでジャムを作ったことがあったけどこれはダメだった。それで懲りてもうジャムにすることはなかったんだけど作り方が間違っていたんだ
もうこの方法を知ったら花梨にくびったけ。はじめは黄色い花梨色の液が砂糖を入れて煮詰めていくとルビー色になるんだ。理由は知らないけどきれいな透明水彩のような赤がたまらないね。みなさまにも花梨ジャムを作ることをおすすめします。たぶん花梨なんか無農薬だと思うから買ってきても大丈夫だと思うけど。花梨ジャムがうまく出来たので関心もないけれど選挙に行って図書館に行って本を借りてそのあと絵の具を2個買いに行く。絵の具のように華も色もある候補者はいないのかなぁ。
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花梨のジャム

2012-12-14 08:57:53 | Weblog
ふたご座流星群が接近するというので楽しみにしてたけど見えなかった。中国が尖閣に海から空から接近。まるでストーカーみたい。ストーカーに対して有効な手段を持ってない国はただただ「遺憾でございます」を連発するだけ。アホらしくてやってられんと花梨のジャムを作りました。

花梨ってリンゴくらいのレモンイエロー色した果物だけど煮ると赤くなるの。生では固くって齧られないのに煮ると柔らかくっておいしい。これをぶつ切りにしてそのまま砂糖で漬けると喉にいい花梨シロップができるんだ。本当は、エキスだけとってジャムを作るらしいんだけどそしたらルビー色のジャムになるって聞いたけどこれでもプチ農夫で自分で木になっている実を取ってきた者としては勿体無くて実を捨てれません。ざく切りにしてエキスと一緒に煮込みました。ちょっと色は濁りましたがリンゴジャムのような食感でもんだいありません。花梨の香りっていいね。エキスだけのジャムならブルガリアのローズジャムって言われても分からないかもしれない。これもまた無農薬無添加無償毒だからできることだとプチ農夫は満足げにジャムを眺めてます。
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目が開いた

2012-12-13 20:47:42 | Weblog
さっき戻ってきた。姉の見舞いに行ってきました。リエさんもヒロコも来てくれてにぎやかだった。なんと容態が安定したというのでICUから一般病棟に移った。そして酸素補給も外し自力で呼吸している。まだ意識は戻らないがなんという生命力だろう。午前11時くらいには眠っていたけど皆がワイワイと言ってた午後3時くらいに目を開けた。ちょっと上目遣いで恐かったけど自然と黒目が下がってきて普段の顔つきになった。ちょっとの間だったけどね。脳はやっかいで気付く人もいれば気付かない人もいる稀な例で言えば22年目に気付いて起きた人がいるとのこと。22年か浦島さんだねとみんなと笑う。そこそこみんな余裕がでてきた。人間の原始の力って凄いねと思いながら久しぶりの姉の目を見ていた。
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西部劇なのかな

2012-12-12 08:47:00 | Weblog
朝から頭の中で「a home in the meadow」が鳴り響く。greennsleevesのtuneなんだけど不思議と歌っていると不思議と希望が生まれ生きると言う思いが広がってくる。モンちゃんにケイコフが倒れたと言ったらその返事がきたからだろう。不整脈って英語でどういうんだろう?分からなかったから倒れたという叫びだけ送っていたら「元気を取り戻してね
」と。これは普通の感覚だけど詳しくいってないから。この英語の表現が僕らにない発想で洋の東西の違いを思った。彼らは自助の基本哲学で僕らは共助互助の精神であるということが良くわかった。それでも今は、この自助の言葉に勇気づけられて「西部開拓史」のなかのこの歌を歌っている。天は自ら助ける者を助けるか。何の根拠もないけど一人荒野に立ち尽くす自分の姿と姉を重ねて自信と希望を持って歩もうとしている。気持ちが前向きになる。西部劇育ちなんだなぁ。やっぱり。
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一直線

2012-12-11 08:53:47 | Weblog
山の畑に行ったら猪が掘っていた。それが一直線に土を掘っているんだ。僕らが畝を作ったまわりを。あんまり畝がヘタクソだからか畝は何とか無事だった。やっぱり来てるんだ。下のおばさんが嘆くはずだ。あそこはプロなみに上手だから畑を掘りまわられてたんだ。でもこの一直線というのが猪突猛進を表していて面白い。山のえさ箱にひまわりのタネを置くと山ガラが飛んできて啄んで行く。のどかな一日。姉は死にかけているというのに人生ってなんなのだろうね。夕方の太陽が何故赤いか?それは太陽が地獄を上から見下ろすから。いつも死と隣り合わせであることは間違いないけれど。
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