みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

老いらくのピアノ

2006年06月02日 | ピアノ
いつの日か、こんなふうにピアノ(洋琴)を弾けるといいなぁ。

田辺聖子著 新源氏物語「霧ふかき宇治の恋(上)」より
八の宮は琴を掻き鳴らされたが、さすがにしみじみと心に沁みる音色であった。一つにはこの場所柄にもよるのであろう、琴の音に峰の松風が合奏するかのような・・・。
八の宮は誇りかにお弾きにならない。たどたどしく、忘れたふうにみせられて、風情よろしき曲を一曲ばかり弾かれてやめられる。


写真は「ゆきのした」の花。美しき筆の源流、花にあり。
コメント
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