みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

観客に教えられたこと

2014年10月05日 | ライブ&コンサート
この日は、奈良町で井波陽子さんと小川美潮さんのライブでした。

井波さんのライブは、1ヶ月ぶり。
颯爽として、ピアノは縦横無尽、音使いは極めて好き。
常に直球勝負の潔さだ。
何度聴いても、飽きるということが全くない。
ライブこそ、本当の音楽だと思うので、通えるうちに、通おう。

一方、小川美潮さんの音楽は、
とらえどころがなくて、自由で、摩訶不思議な感じ。
井波さんの楽曲がシューベルトの歌曲なら、調性の枠を越えた現代音楽・・・。
歌唱も、ある意味、老獪で、上手いなあとは思うけど・・・。
小川さんは、20年前も前から、かなり著名なアーティストで、生で聴けば、ひょっとしたら!と思ったけれど、入っていけなかった。残念。

その分からない音楽に、とても親しみをもって聴いている多くの観客の皆さんを前にして、
疎外感を覚えるも、説得力を持って気付かされたのでした。
自分には、理解できない感覚の世界があることを。

誰しも、好みや限界があるけれど、
世界は広さ、多様さに思いを馳せると、それはそれで、愉快なことですね。
(負け惜しみ?)



@ギャラリーカフェTakeno@奈良
奈良町の道の迷いやすいこと・・・。
コメント
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