みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

cafe mino vol.17千秋楽

2017年04月29日 | ライブ&コンサート
この時期恒例のcafe mimoを訪ねた。
遊佐さんのカフェミモ、今年で、17歳!
サポートは、tico moonのギター影山氏、アイリッシュハープ吉野さん、パーカッション楠均。
このところの黄金メンバーですね。
騒がしいバンドスタイルよりも、こういうシンプルで優しい構成の方が、自分は好き。
今回も、文句なく、楽しかった!

ゆうらり、花の中のを漂い、
時に、草原を疾走し、
春の光りが煌めいていた感じ。
夢見心地だった。

今回、兎にも角にも、ゲストの大口俊輔さんのピアノが、素晴らしかった。
大口俊輔さんのピアノとのDuo、一聴して、なんて、綺麗な音色なんだろう!と魅了される。
ぐっと雰囲気が締まって、遊佐さんの楽曲も、なんだか、芸術的な趣に・・・。
やさしい音色で、表情豊かだ。上手い。
ほんとうに、聞き惚れてしまう。
なるほど、東京芸大を出られているだけのことはあると思う。
こう感じられるのは、何十年もピアノを精進してきた、賜物か???

大口さんは、人柄も、素晴らしい。
穏やかな語り口で、独特の落ち着きが、素敵な方だった。

特に印象に残ったのは、「花は咲く」「桜、君思う」
ラストの「桜、君思う」は バッハ/G線上のアリアが見え隠れするのだけど、
桜の幻想的な美しさと、バッハの安らかな調べが相まって、
ほんとうに感動的だった。
このバッハの曲を、ここ数ヶ月、ピアノで弾いていることが、信じられない気もする。

今回、4/1の名古屋公演は仕事で行けなくなってしまい、
やむなく、大阪公演を訪ねたけれども、大収穫だった。
塞翁が馬。
これからは、遊佐さんを追って、全国を廻ってみようかな???
ゲストのアーティストさんたちとの新しい出会いもあるかもしれない。

@大阪 大丸心斎橋劇場

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快慶展

2017年04月29日 | 絵・写真・美術館
快慶の特別展を、思い立って、観に行く。

恥ずかしながら、快慶の彫刻は、教科書的に、東大寺南大門の仁王像ぐらいしか、知らなかったのだけど・・・、
だからこそかもしれないけれど、素晴らしかった!

その昔、ローマで予備知識ゼロで見たベルリーニ(プロセルピナの略奪etc.)に、
心を鷲掴みされて、たいへん感銘を受けたのだけど、彫刻では、それ以来だろうか???
彫刻の持つ存在感は凄いと思う。

最初の醍醐寺の弥勒菩薩からして、深く感じ入り、ただただ見入るしかなかった。
端正で静謐、気品があり、見事に調和が取れている。

快慶の本領は、阿弥陀如来像にあったことも初めて知る。
西方寺の阿弥陀如来像が、一番のお気に入りかな???
ちょうど練習している、モーツァルトのソナタKV570のような趣だった。
透明で、分かりやすく、静かな晴朗さを湛えた仏像たち。

もちろん金剛力士像のような、剛毅な仏像、深沙大将立像なども、見ごたえあり。

連休初日だったけれども、館内はごった返すようなこともなく、落ち着いて眺められた。
ただ、時間があまりなくて・・・、可能であれば、もう一度、じっくり眺めに行きたい。
東京では、秋に運慶展もあるので、行ってみたい。

@奈良国立博物館



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奈良公園は、いつ訪ねても、いいですね。
ますます外国人が増えてますね。


興福寺の塔は、絵になるなあ・・・。
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