みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

椿姫

2019年02月09日 | 映画
王道のオペラなのに、ちゃんと見たことはなかったので、METライブビューイングで鑑賞。
どこかで聞いたことのある美しい旋律が、次からへ次へと。特に一幕は名曲がズラリ。
これも、椿姫だったのか・・・!
素晴らしい芸術に触れると、どうも涙腺がゆるくなってしまって、困る・・・。(笑)
最初の前奏曲の冒頭、しなやかな弦の響きからして・・・。
演出も素晴らしい!
ゴージャスなデュエットも、聞き惚れる。
個人的には、父親ジョルジョ役、深みのある熟成されたバリトンが、一番のお気に入りだった。
ブラヴィッシミ!

音楽制作の舞台裏の特典映像が、実に興味深かった。
すっかり、ネゼ=セガン氏のファンになってしまった。
1つ1つの音符を大切にして、音楽が作られていく様子は、バイオリンのレッスンやオケの練習と同じ感じ。
今、受けているレッスンは、間違いない。
いい師に恵まれているなあと、レッスンのありがたみを思う。

とは言いつつも、疑問点もあり。
今一つ、よく分からなかったのは、2幕の後半とか、かなり深刻な話の展開なのに、穏やかで、能天気な音楽が、あてられていたりする。なぜ?
純粋かもしれないけれど直情径行?なお金持ちのボンボン、アルフレードには、実はあまり感情移入できなかった・・・。

もう一度、じっくり味わってみたい気もするけれど、1週間しか上映していないのが残念。

ある方が語っていた「椿姫は、最初に観るオペラに最適!」は納得。

開演前の解説で言われていた「ミステリオーゾ」は、鑑賞のヒントになった。
イタリア語も、知っている単語が出てくると嬉しいので、少しずつでも、単語を覚えてみようかな・・・。

https://www.shochiku.co.jp/met/program/856/

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指揮:ネゼ=セガン
(指揮棒が飛び出すハプニングは見ものだった。その後のインタビューのジョークも!)
ディアナ・ダムラウ
フローレス
クイン・ケルシー







花から花へ〉オペラ《椿姫》よりヴィオレッタの有名アリア♪

コメント
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