午後、久しぶりに東京をブラブラする。
階段では足を引きずりながら・・・。
<国立新美術館>
まずは、六本木の国立新美術館へ。
曲線の造形が見事で、すごい美術館だな・・・。
黒川紀章氏設計とのこと。
企画展のルーブル美術館展は時間の都合でパス・・・。
(列を見て、諦めた。一級品は来てない気もして。)
=====
<サントリー美術館>
隣のミッドタウンにあるサントリー美術館へ。
(間違えて、六本木ヒルズに向かいそうになりつつ・・・。笑)
美しそうな何かに出会えそうな気がして、吹きガラス展を覗いてみる。
古代ギリシャの頃から最新のアート作品まで、技術の進化の歴史を辿ることができて、興味深かった!
大昔、はじめは土器や金属器に似せようとしていたガラスの器が、加工の技術的な制約を逆手にとって、ガラス独自に美しく発展していくのが、興味深い!
親離れ? 守破離?
様々な事物の発展、例えば、和歌が、万葉集⇒古今集⇒新古今集と変遷していくこと、
ストレージが、ハードディスクに似せたSDDが、独自のSSDに変遷していくこととか、
との相似が思い浮かんで、興味深かった。
=====
<国立近代美術館>
皇居の北側にある、国立近代美術館へ。
大手町から歩く。堀の向こうの丸の内。
東京に来たなあと思う。
皇居の周りは、ランニングする人たちがたくさん。
重要文化財の秘密展を見学
NHK R1週末文化の歩き方「橋本麻里の美術館で会いましょう」で紹介されていて、気になっていたので。
関根正二 / 信仰の悲しみ
今回、一番、心に残った作品
評価軸の移り変わりが、興味深い。
いつ、どんな作品が、重要文化財に指定されるかで、時代ごとの評価軸の移り変わりが分かるようになっていて、とても興味深かった。
あと、重要文化財指定は、最初にやったもの勝ちであること。
(本当に優れているかどうかは別問題で、「最初」に価値がある。)
賞も時代の雰囲気や流行には逆らえない。
古賀春江の作品
古賀春江を川端康成が評した文章が紹介されていて、素晴らしかった。
以下引用
=====
「古賀氏の絵に向ふと、私は先ずなにかしら遠いあこがれと、ほのぼのとむなしい拡がりを感じるのである。虚無を超えた肯定である。従つて、これはをさなごころに通ふ、童話じみた絵が多い。単なる童話ではない。をさな心の驚きの鮮麗な夢である、甚だ仏法的である。」
(川端康成「末期の眼」「文藝」1933年12月)
=====
さすが、文豪。
どうして、古賀春江作品に惹かれるのか、謎解きをしてもらえた感じ。
なかなかに収穫の多い、GWの文化歩きだった!
階段では足を引きずりながら・・・。
<国立新美術館>
まずは、六本木の国立新美術館へ。
曲線の造形が見事で、すごい美術館だな・・・。
黒川紀章氏設計とのこと。
企画展のルーブル美術館展は時間の都合でパス・・・。
(列を見て、諦めた。一級品は来てない気もして。)
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<サントリー美術館>
隣のミッドタウンにあるサントリー美術館へ。
(間違えて、六本木ヒルズに向かいそうになりつつ・・・。笑)
美しそうな何かに出会えそうな気がして、吹きガラス展を覗いてみる。
古代ギリシャの頃から最新のアート作品まで、技術の進化の歴史を辿ることができて、興味深かった!
大昔、はじめは土器や金属器に似せようとしていたガラスの器が、加工の技術的な制約を逆手にとって、ガラス独自に美しく発展していくのが、興味深い!
親離れ? 守破離?
様々な事物の発展、例えば、和歌が、万葉集⇒古今集⇒新古今集と変遷していくこと、
ストレージが、ハードディスクに似せたSDDが、独自のSSDに変遷していくこととか、
との相似が思い浮かんで、興味深かった。
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<国立近代美術館>
皇居の北側にある、国立近代美術館へ。
大手町から歩く。堀の向こうの丸の内。
東京に来たなあと思う。
皇居の周りは、ランニングする人たちがたくさん。
重要文化財の秘密展を見学
NHK R1週末文化の歩き方「橋本麻里の美術館で会いましょう」で紹介されていて、気になっていたので。
関根正二 / 信仰の悲しみ
今回、一番、心に残った作品
評価軸の移り変わりが、興味深い。
いつ、どんな作品が、重要文化財に指定されるかで、時代ごとの評価軸の移り変わりが分かるようになっていて、とても興味深かった。
あと、重要文化財指定は、最初にやったもの勝ちであること。
(本当に優れているかどうかは別問題で、「最初」に価値がある。)
賞も時代の雰囲気や流行には逆らえない。
古賀春江の作品
古賀春江を川端康成が評した文章が紹介されていて、素晴らしかった。
以下引用
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「古賀氏の絵に向ふと、私は先ずなにかしら遠いあこがれと、ほのぼのとむなしい拡がりを感じるのである。虚無を超えた肯定である。従つて、これはをさなごころに通ふ、童話じみた絵が多い。単なる童話ではない。をさな心の驚きの鮮麗な夢である、甚だ仏法的である。」
(川端康成「末期の眼」「文藝」1933年12月)
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さすが、文豪。
どうして、古賀春江作品に惹かれるのか、謎解きをしてもらえた感じ。
なかなかに収穫の多い、GWの文化歩きだった!