みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

スーパーピアノレッスン、スケルツォ2番

2005年08月24日 | ピアノ
昨日のNHK教育のスーパーピアノレッスン、先週に続き、スケルツォ2番。
この曲は今、密かにさらっているので、とても興味深く見ることができた。

まず感じたのは、本当に1年後、この曲が弾けるのだろうか?という疑問。
中間部のラストとコーダの熱狂的な饗宴は本当に弾けるようになるのか?

あとルイサダの演奏は、やっぱりお洒落だ。それでいて、嫌味じゃない。
フランスのどことなく乾いた雰囲気が、感情に溺れてダラダラになってしまうのを防ぐのかな?かなり好みである。

それと、番組を見ていて、ルイサダの口からは本当にいろんな具体的なイメージが出てくるのだけど、これがたいへん面白い。

「火山の中のドラマのように」
「アルデンテのパスタのようにしなやかに」
「本をバシッと開くように大胆に!」
「胸のときめきを伝えるように優しく」
「君が発見した素晴らしい何かを伝えようとすると演奏が変わる」
「2回目は慎み深く」
「ロマン主義の最高潮、爆発して」
「肝心なのは熱狂」
「最後は失敗しても拍手でバレません」
などなど(一部、僕の思い込みがあるかもしれません)

ただなんとなくロマンチックに!ではなくて、やりたい具体的なイメージがあるから、それぞれの楽句がくっきり鮮やかに浮かび上がるのだと思う。

生徒役のピアニストさん、かなり小柄だと思うのだけど、手の大きさはどのくらい?
低音のフォルテシモには、男女の違いが、現れてたなぁ。でも、さかんにニコニコ頷く様子、たいへん好感が持てる。

自分がこの曲をさらいだして実は3ヶ月経過。(週末だけだけど)
繰り返しが多いので、(第1主題×3、第2主題×3、中間部×2+1、コーダ)コーダを除いて、ほぼ、さらい終えるところ。そろそろ最難関コーダにも取り掛からねば。かなりゆっくりのテンポだけど、毎週、少しずつ弾ける部分が増えてゆくのが、とても楽しいのだ。
スケルツォ2番には幻想即興曲と同じような、とてつもない魔力を随所に感じるので、魔法がとけるまでは、いける所までは行ってみよう。
(魔力と言うのは、アンデルセンの童話に出てくる魔法の赤い靴的な、とにかく弾かずにはいられない気分になることです。)
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2 コメント

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ビックリ! (moreech)
2005-08-26 19:50:27
そらみみさん、なんとなくご無沙汰でした。(^^)

スケルツォ2番、順調に進んでいるようですね。

スーパーピアノレッスンでスケルツォ2番が取り上げられているのは、新聞の番組表で見ていたので、きっとご覧になっているだろうな と思ってました。

私は観てませんが。。。(^^;)



ところで、

>魔力と言うのは、アンデルセンの童話に出てくる魔法の赤い靴的な、



にビックリ!!

実は私もスケ2には同様のイメージを抱いていたんです。



なんだか嬉しくって、つい書いてしまいました。

スケ2、楽しみにしていますね。(^^)

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またしても共通項が! (そらみみ)
2005-08-27 23:36:39
moreechさん

そうですね。こちらこそ、ちょっとご無沙汰してました。

スケルツォ2番もそうですが、どうも僕の傾向として

80点ぐらいまでは、比較的スムーズに行くけど、

その後が、駄目駄目なんですよ・・・。



moreechさんと曲のイメージが同じで嬉しいです。

moreechさんとはびっくりするぐらい共通項が多いなぁ。

この曲、本当に、ひたすらに引き続けたくなる魔性の曲です。

(手が破滅しないように、注意しないと・・・。)

(半分は嘘。そんなには練習してません)
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