tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

庶民の雛人形は「土人形」から始まった。

2010年02月03日 | ちょつぴりの薀蓄
1月も終わりに入ると、「雛人形」の商戦
折込みチラシ・Tvコマーシャル・新聞広告と、
毎日目をとめさせる「雛人形」。

女の子の生まれたご家庭の親たちは、
優しく健やかに育ってもらおうと、
これの品定めに余念が無いという。
今は、いろいろなものが有りますが、それでも高価。



雛人形は遠く、室町時代頃から始まったといわれ、
江戸期に入り急速に華やかなものになったといわれています
(寛永2年・1625年の御湯殿日記)


雛人形の豪華さは、立ち、座りなどの形体だけでなく、
衣装の豪華さを競われ(「衣装雛」)、
段飾や屋根まで付いた「御殿雛」になると
それは豪華で高価なものだったといわれています。

こうした雛人形は公家・大名・上級武士・はては制約の中で
大商家の子供たちなど、
特定の人たちにしか入手できるものではなかったと思われます。

一方、幼な児の「優しく健やか」に育ってほしい願いは
庶民のどなたにもあり、安くて手軽に入る人形が切望された。

その1つが「土人形」という素材(形)で作り始められた。
(土人形の歴史はもっと古く、簡単な形のものから始まっており
雛人形から始まったものではありません)



私の土人形のコレクションから雛人形を見てください。





チラシはけさの朝刊折込のもの。

コメント
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