tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

いよいよ始まった、奇祭「かつやま左義長」

2010年02月27日 | 季節の便り(北陸、福井)
朝から、TV各局も鳴り物入りです。
旧暦の小正月行事ですが、観光客を期待して
毎年、2月の週末の土・日曜日に実施されます。
明日と2日間で、毎年3万人以上の観光客がいらっしゃるようで、
市民人口が2倍になったような、人出です。
今年はどれくらいになるのでしょう。



夕刻なると櫓の上では、踊り子・三味線・太鼓とも、がんばっていました。
左義長ばやしは
蝶よ花よ、花よのねんね、まだ乳飲むか・・・・ういた、ういた、ういた・・・」
と妙な歌。
今は、主婦や学生が三味線を弾きますが、以前は幾人もいた「本物の芸者さんたち」
が歌っていたもの。
少しエロチックな意味?とも思っていましたが、
「蝶よ~花よ~と育てた娘・・・」と秋田長持歌などにも歌われ、
「愛する子達の成育を願う歌」と、とるのが素直・・と解する人も。
まぁ、酒飲んで浮かれた踊り手、それをはやす芸者さんとなると
モット意味深。こんなことを聞きながらの見物でした。



「櫓上での演技」と「風刺川柳行灯」と「生活用品でのつくりもの」


変な「田吾作」さん、今年も着ていました、この人福井県では有名人。


夕方からの夜半までの取材でした。




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今日は、ようやく正月の「玄関しめ飾りをはずす」日です。

2010年02月27日 | 当地の催事・行事など
いよいよ、午後から「かつやま左義長」祭りが始まります。
この地方では、普通は松の内とか、正月3カ日が過ぎるとはずす、
正月の注連縄や縁起の飾り物など、今日初めて外します。

各、左義長やぐら前に造られた「仮社」に、お賽銭と注連縄など渡し、
明日夜の「大ドンド焼き」で送ってもらうことを託すのです。

「かつやま左義長」は、
市内に12基の櫓があり、その上で、 女性の長襦袢を着た若者が酒に酔い、
太鼓をたたき、この日ばかりは無礼講で踊りまくる。
この所作がおかしく「奇祭」と呼ばれて、
毎年多くの観光客が訪れる、市内最大の祭りです。

この行事、市内、区ごとの競演となり、
幕藩時代から300年以上続く、商人・町人の祭りであり、
武士は見物するものとして、その地区には無いのです。

昨年の「かつやま左義長」の様子。




昨日は降雨で、準備の「年番」人達は櫓を外に出し、
ぬれないようにビニルシートをかぶせていました。

午後からまた、様子を報告します。
午後1時に、廻り持ちで当たる、町内の「ふれ太鼓」と呼ぶ
一番太鼓によりスタートとなります。

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