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朝食の次の食事の呼称はランチ、昼食、昼飯、お昼など使い分けているようだ。「そろそろお昼にしよう」「段取りがついた弁当にしよう」などは人の動きを感じる好きな表現だ。
ランチは洋風の軽い食事、ほかの言い方はなんとなく和食を感じさせる、というは自分流の感覚だ。
月2回の陶芸教室、作品作りのほかにもうひとつの楽しみに施設の食堂での昼食がある。値段はリーズナブル、献立は歳にふさわしい内容で、皆さん気に入っている。今日はいろいろあって30分遅く食堂に向かった。
20数名が並んで発券機で「ランチ」のチケットを買う。ちょっとした人気店の店頭風景に見える。都会のサラリーマンは美味しい食事を求めて長蛇の列で待つ、よく見る画面を思い出した。
食堂に入る。見なれたご飯と味噌汁の入った大きなジャーがない。何故だろうと思ううちにチッケトの番号順に膳が配られ始めた。膳の上の変わりように驚いた。
これまでは白いご飯に味噌汁と数品の副食が、膳をはみ出すくらい盛られていた。それががらりと変わった。「少しさみしいのう」と話しながら遅い昼食を済ませた。気持ちのせいか会話が少ない。
新聞取材で「ここの昼食を褒めておいたのに」と会の代表者。しかし、午後の創作に入ると昼食のことは忘れ作品作りに没頭している。
(写真:和風からがらりとかわった今日のランチ)