日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

兜作り

2016年03月08日 | 陶芸


 濃霧注意報は昼前に解除になったが海抜500㍍の銭壷山にある県のふれあいパークから瀬戸内海は全く見えず、どんよりとした日中、気温だけは初夏に近い暖かさの一日だった。月2回の陶芸教室のテーマは粘土500㌘を使った「ミニ兜(かぶと)」作り。今から準備すれば端午の節句には間に合う。

 粘土を円盤状にする。これもなかなかの難関だが、ここを上手く越え無ければ以後の兜の形状に影響する、と指導員は丁寧に教える。かぶとの頭を入れる個所は新聞紙を丸めて形どる。円盤状の粘土をスポンジで慎重に抑えながら頭部の丸みを作り上げる。終わって気づいたが、ここでの形作りが、兜らしさを出すポイントのようだ。正面を切り開き展開した個所を吹き返しに模様替えする。

 兜の命はなんといっても兜の前立物と呼ばれる鍬形(くわがた)とその取り付け。鍬形は戦の大将らしく威厳を示す重要な飾りだ。そんな難しいことは考えずに指導員の要領を見習って取り付ける。昔から「馬子にも衣裳」というが、鍬形を取り付けると兜らしくなった。兜の飾りは思い思いに個性を発揮する。

 作品を並べ記念撮影。誰かが「真田丸もびっくりする」というほどの出来栄えになる。前から横から後ろからながめるが、みんないい出来栄えに参加者は満足そうな顔。製作時間は指導も含めて3時間あまり、我家の兜はこれで2個、端午の節句には並べて飾ろう。どう色付けするかが宿題となる。
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