プロ野球のことを今シーズンほどブログに登場させたことはない。これまでシーズンも半ばを過ぎると紙面を開くのも億劫になっていた時代もある。ネットなど夢の時代、車通勤での情報収集はカーラジオが唯一の道具、スポーツニュースも大切な情報。ある朝、広島在局のあるアナウンアー「どこかの鯉が虎に負けたそうですが、まあいいでしょう」、結局スコアの紹介はなく放送は終わった。今年の快進撃の陰にこんな時代もあったことを思い出した。
セリーグは全日程が昨日終了した。最終戦は願ってもないマツダスタジアム、先発投手は黒田、7回1失点で米国時代も含め7年連続の2桁勝利で飾った。勝ち数の半分以上45度目の逆転勝利となった。これで、巨人対DeNAの勝者と4度目の日本シリーズ出場をかけるCSへの道はできた。しばらく試合から遠ざかるがコンディションだけは保ってほしい。
今年は強かった。その分析は専門家が行う。素人で今わかるのは数字だけ、それを見てみよう。昨年までの1シーズン勝ち数平均は61、今年は89にアップ、なんと1.6倍になる。勝率も4割7分6厘が6割3分1厘と高率だった。打率・本塁打・得失点・防御率のどれも2位以下を引き離している。個人タイトルも欲しいだろうが、繋ぐプレーに徹したからの成績だろう。
1984年以来の日本一が待ちどうしい。あの日、退社時、駅前アーケード街に鏡割り用の4斗樽が準備されていたのを思い出す。そのころその通りは賑わっていた。起死回生を願って商店街振舞ってほしい。