新愛宕橋下からJR岩徳線鉄橋下までおよそ1㌔、巾2㍍あまりの遊歩道がある。コンクリート舗装で車道とは分離帯で区分されている。上流へ向かって左は錦川、錦帯橋はおよそ2㌔上流にある。川と遊歩道の間には中州があり野鳥を撮る写真家も多い。秋にはススキも茂るが雑草に雑木も繁茂している。
この遊歩道の工事が始まったころ、ずいぶんと古い話になるが「錦帯橋まで続く」と聞き大いに期待していたが、岩徳線鉄橋下側で止まったままになっている。音頭をとる人がいなくなったのか、必要性が無くなったというのか、役人口くせの「お金がありません」なのか、伸びない理由はわからないが、何とかならないかと歩きながら思う。
新愛宕橋から鉄橋まで、上流に向かって進むと左は中州、四季の移ろい野鳥の鳴き声になごむ。右は河川敷広場、車の心配なしに土の上のジョギングが出来る。その上流隣りは市内で最も古い自動車学校、私も50年前にここで免許を取得した。鉄橋の上流から臥龍橋まで対岸の桜は一見の価値あり、それが終わるとアユ掛けが見られる。臥竜橋下をくぐると錦帯橋へ至る。ここからは遊歩道がある。
この間約2㌔、錦川の清流を眺めながら錦帯橋まで歩ける。時には河川の増水で冠水もするがそれはそれで自然を味わう題材になる。高齢者の健康管理がさけばれ、運動する人にはポイントを付与する、そんな話が国会でされている。ここの遊歩道で見かけるのは高齢者ばかり。2級河川なので県の管轄だろうが、市も一肌脱いで援助してほしい、秋深まる上空の爆音を聞きながら思う。