
「第71回きぼう郷いわて国体」は終わった。山口県は総合順位男子29位、同女子34位で昨年より順位を少し下げた。しかし、好成績を残した競技もある。その一つにハンドボール少年男子、地元紙の見出しは「『山口ハンド少年男子』3冠」、大会前から優勝候補の筆頭で3冠なるかの報道はされていた。見事、6年ぶり8度目の優勝を遂げ県民の大きな期待に応えた。
3冠は3月の全国高校選抜、8月の全国高校総体(インターハイ)と今回の第71回岩手国体の3大会で優勝した。前2回は岩国工業高校単独チーム、国体は山口県選抜チームで岩国工から監督と主将などチームの7割くらいが岩国工から出場している。OBといしては大きな喜びである。監督の親戚という知人に出会い話がはずんだ。
3冠の定義は、1人もしくは1チームで、同一年または同一シーズンに三つの賞を得ることをいう。よく知られているのは野球と競馬の三冠王。プロ野球3冠王は打率、本塁打、打点でトップ、落合選手3回、王選手2回など11回ある。競馬はクラッシクレースの皐月賞、日本ファービー、そして菊花賞の3大レース。シンザン、ミスターシービー、シンボリドリフなどの馬名は記憶にある。
国体決勝戦は沖縄県と対戦。前半は守備が中途半端となり2点リードされた。後半は積極的な守備から攻撃のリズムをつかみ9点差をつけ32対25で優勝した。選抜チームとしての難しさも経験した選手たち、この経験は次の進路にも役立つだろう。岩工OBには東京五輪を目指すホープもいる。山口県出身選手として東京五輪を目指せ。
今日からCS広島ーDeNA戦が始まる。勝を信じているのでどう勝かだけに興味がある。