
東京五輪誘致で共謀罪法と禁煙法は絶対条件のように言われ前者は違憲の声の中で強行され決まった。禁煙に関しては8月に厚労大臣が変わったら禁煙姿勢が大きく後退した。禁煙には賛否があり両意見の交わりはかなり難航するだろう。値上を禁煙社会へのいざないというかもしれないが、五輪誘致の条件を満足できるのだろうか。
現役時代、物つくりの製造現場からスタッフ部門に異動となった。その時に驚いた一つは「これコピーして」と女子社員に頼み、自分はタバコを吸う。製造現場では女子社員はいないからコピーを必要とする者がコピーするのが当たり前の職場だった。一服するから仕事を頼む、今はこんなことはないと思うが、40年くらい前の話し。
禁煙が当然視される現在、昔の喫煙者としてその諸々の良し悪しを経験している。火気厳禁の製造現場では喫煙所は別棟として設けられていた。そこでの立ち上る煙のにおいと楽しんだ会話の情景を思い出すのは懐かしいからだけだろうか。酒を一切口にしない知人は喫煙者、禁煙は楽しみを奪われると不満そうに話すが、何とかすくいの策はないものだろうか。