
冬至は昨日、この日は太陽の高度が最も低く、一年の内で一番昼が短く夜の長い日ということは知られている。今日からは日照時間は少しづつ長くなり春に向かっていくことから冬至の事を「一陽来復」という。また、この日を「冬の始まり」とも呼ぶ。本格的な寒さは冬至を境にして強まることから気象的には当たっているようだ。
冬の始まりとなったばかりだが、朝から日差しもあり暖かいので大掃除と称して窓に戸、網戸などを水洗い、上着を脱ぐくらい身体は暖まり、お陰で予定より早く終えた。午後、車で出かける。いつの間にか日差しは陰りどんよりとした鉛色の雲が太陽を隠している。これぞ冬景色、夕暮れの感じ。
そういえば週末から寒さが増し雨や雪の予報が出てる。特に日曜日以降の天候は荒れる寒さ対策をしてお出かけを、と民放各局はイヴを祝う人楽しむ人らに注意を呼び掛る。夏に熱中症対策を呼び掛けたように繰り返す。しかし夜遊びをするなとは呼びかけていない。流感が勢いを増している、気をつけたい。
子どものころ木造の我家は戸や障子の隙間から寒風が吹き込む。そんな隙間風は戸外で感じる風の寒さとは違ってより冷たかったように思いだす。教室に吹き込む隙間風も冷たかった。いま学校も住宅もほとんどがサッシの窓枠などになり外気は遮断され隙間風を感じんなくなった。その代わりストーブが換気を教えるという変な時代に変わった。隙間風に絶えながら「春よ早く来い」と願ったのは遠い思い出となった。