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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

学校創立150周年

2022年03月22日 | 地域

 小学校そばの陸橋を渡っていると、運動場でバルーンを持た児童らがいる。何事だろうか、と陸橋を渡って運動場を眺める。遠くて話し声は聞こえないが、何かの祝い事だろうと思い相棒の小さなデジカメを構えた。バルーンは何組かに別れ、少し間をおいて放たれた。雨上がりで厚い雲に向って上昇していった。

 赤に黄や緑、青といった鮮やかな色合いをゆらゆらさせて遠ざかっていく。児童らは何か声を掛けているが遠くて分からない。帰宅してなんの行事か電話と学校HPで確認した。岩国小学校創立150周年記念のPTA行事、コロナ禍で延期されていたが「バルーンリリース」が催され、バルーンが大空へリリースされた。創立150周年か、私はこの小学校を69年前の3月に卒業した一人、過ぎし日を思い出す。

 在学中の校歌には「栄えある歴史は80余年・・・」とその歴史が読まれていた。110余年と歌われた時代もあったようだが、今は新しい校歌で、歴史を偲ぶ言葉は見当たらない。私らの時は「質実剛健」の歌い出しだったが今は「朝の光につつまれて」と優しい。当時の運動場に鉄筋3階の校舎が建ち、解体された木造校舎の跡が運動場になった。

 1クラス50数人、1学年6クラスの当時に比べればクラス数も児童数も大幅に減りざっと半分ではなかろうか。終戦2年目に入学した。制度が変わりカタカナからひらかに変わった年にあたる。何かにつけ物資不足が口にされた時代だったが楽しい小学時代だった。歴史に負けない生き方をしなければ、バルーンの上昇を思い出しながら思う。

 (今日の575)  校章の岩の一字は変わらない 
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