日々のことを徒然に

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サクラ雨

2022年03月26日 | 自然 季節

 待っていた桜が咲き始めたというのに週末の天気予報は大荒れを予告していた。当地では雨に加え強風・波浪・雷注意報も出て予報通りの朝となった。雨は真夜中の3時ころから降りはじめ時間で5㍉から10㍉くらいの雨量が続いている。風と雷は予報だけで終わりそうだ。

 桜の咲く頃には雨がよく降る、桜の花びらはちょっとしたことでもすぐに散る。この時期に降ってくる雨は花びらを散らせてしまう。桜にとっては天敵と言えるかもしれない。雨のせいで散った桜の花びらには寂しさを感じるが、この雨を何と風流に感じるのか「桜雨(さくらあめ)」と呼んでいる。

 持っている3つの辞書で桜雨が載っているのは「桜の花の咲く頃の雨」と載っているのは広辞苑だけ。そのものずばりで奥深い解釈は無いようだ。ほかに「さくらう」とも使うそうだが、私は「さくらあめ」を選ぶ。2月末から3月の晩春に降る、雨足が細かくてしとしと降る雨を春雨と呼ぶが、今日の雨は少し趣が異なり温かみがあるように思う。

 学校は春休み、晴れていれば花見に出かける人も多かろうが人出はどうだろう。桜は日本を代表する花で、俳句(たしなみてはいない)で花と言えば桜の花をいうそうだ。そんな桜に引かれるのは、爛漫と咲くこととその散り際のいさぎよさだろう。桜雨は今日だけで終わって欲しい。天気は夕方には回復に向かっているようだ。

 (今日の575) 咲きそろう前に試練の風雨来る
コメント
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