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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

思い出の先生

2022年03月28日 | 回想


 近くの小学校では異動される先生方の離任式、児童にとってはお別れの式が30日に開かれる。私は小学6年間で、1と2、3と4,5と6の各2年間担任は同じで3人、3,4年は女性教師だった。すべての教科を担任がこなしていたが、5、6年の音楽は隣の組の女性教師に習った。在学中に3人の先生の異動はなかった。

 2年ごとにクラス替えがあり同級生の交流があった。小学6年間でクラス会の経験は1度だけ。それは3、4年のクラスが分かれて50年目の桜の頃に集った。2名の級友がすでに亡くなっており黙とうから会が始まった。大方は山口、広島県内の居住だが遠くは茨木県からの出席もあった。全員が当時の定年である60歳を超えた年だった。50年過ぎているがI先生はたいそうお元気でみんな安心した。

 当時の先生は年齢的には少し年の離れたお姉さんという感じだった。嫁がれた先が幼稚園で、後に園長となられたが在任中に還れない世界へ旅立たれた。通夜には当時の級友の何名かと臨んだ。多くの卒園生も参じ別れを惜しんでいた。高校卒業までに唯一の女性担任だった。

 ある会場で、I先生と同姓で住居地の同じ方に出会った。それとなく伺ねるとI先生と親戚間関係の方で、小学校の教師時代をよくご存じだった。しばし、半世紀以上過ぎた昔を思い出し、「思い出に残るいい先生でした」と話した。その日は、何か閊え消えたような気持ちいい日だった。

 (今日の575) 先生と本気で呼べる人でした
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