日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

地下203mの井戸の底

2022年04月05日 | 地域

 世界各地で自然災害の地震や洪水、火山などが相次いで起きている。日本では、このうち洪水や火山はその前兆が観測され事前に警報などが出る。地震はその体制があるとはいえ、数秒前の警報、それは突然起きるというのが実感と思う。日本列島の太平洋側には大きな地震予知の観測網が設けられ万一に備えている。

 地震と言えば1995年の阪神淡路や11年前の東日本、6年前の熊本大地震などが記憶に残っている。今年になっても1月の日向灘の震度5、3月の福島沖の震度6強など続いている。震度4位以下の地震は連日発生している。情報の震度3ではあまり驚かなくなっている自分に気づく時がある。

 先日、市街地からおよそ30㌔、山あいにある小さな公園の写真を撮りに出向いた。この公園には何度か来ているがその小さな建物にこれまで気づかなかった。そこには大きな掲示板が取り付けられ「この施設は、地下203mの井戸の底に地震計が設置され、高感度の地震観測を行っています。ここで捉えられた地震観測データは、関係機関に伝送され、地震発生メカニズムぼ解明、地震の発生可能性の長期的評価等の地震に関する調査研究に活用されます。 科学技術庁」とある。

 外観からは思いもよらぬ重要な任務を担った建物と知って驚いた。海抜70数㍍のこの地にそれなりの意味があることを知った。こうした観測が都市周辺だけでなく過疎化が進む地でも行われていることを知り、異常を知らせる観測データが送信されことを願った。本音は観測されないことを望む。

 (今日の575) 震度計土中深くで寝ずの番
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